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新古今和歌集
後鳥羽院の命で藤原定家らが編んだ、八代集の最後の勅撰和歌集。全二十巻・約2000首を、1首1ページで、原文と現代語訳・意訳・語釈・解説で読みます。
作品について
『新古今和歌集』は、後鳥羽院の院宣によって、源通具・藤原有家・藤原定家・藤原家隆・藤原雅経の五人(寂蓮も撰者に加わったが、途中で没した)が撰んだ、八番目の勅撰和歌集です。元久二年(1205)に竟宴(完成の祝宴)が行われましたが、その後も院自身による切継(歌の入れ替え)が続きました。『古今和歌集』にならって、春・夏・秋・冬・賀・哀傷・離別・羇旅・恋・雑・神祇・釈教の部立に分け、全二十巻に約二千首を収めます。
『万葉集』の歌は採り、先行する七代の勅撰集(古今・後撰・拾遺・後拾遺・金葉・詞花・千載)の歌は採らないという方針で、古い時代の歌と、撰者たちと同時代の歌人の歌を集めました。本歌取り・体言止め・初句切れや三句切れ、余情と象徴を重んじる妖艶・幽玄の美は「新古今調」と呼ばれ、『万葉集』『古今和歌集』と並ぶ三大歌風の一つに数えられます。巻頭には、藤原親経が漢文で書いた「真名序」と、摂政藤原良経が仮名で書いた「仮名序」があります(底本は仮名序を巻頭に、真名序を巻末に置きます)。
入集歌の多い歌人は、西行(94首)・慈円(92首)・藤原良経(79首)・藤原俊成(72首)・式子内親王(49首)・藤原定家(46首)・藤原家隆(43首)・寂蓮(35首)・後鳥羽院(33首)などで、同時代の歌人が中心です。古い時代では、柿本人麻呂・紀貫之・和泉式部などの歌も多く採られています。
目次
序と、全二十巻の1978首。歌の番号は新編国歌大観の番号です。1首1ページの分け方と、ページの題(初句)は当サイトによります。
序仮名序・真名序
巻第一 春歌上1〜98番(98首)
良経の「みよし野は山もかすみて」に始まり、立春・残雪・若菜・鶯・霞・梅・春の夜の月・帰る雁・春雨・柳までを並べる。
歌の一覧
- 1みよし野は藤原良経(後京極摂政)
- 2ほの〴〵と後鳥羽院
- 3山ふかみ式子内親王
- 4かきくらし宮内卿
- 5今日といへば藤原俊成
- 6春といへば俊恵法師
- 7岩間とぢし西行法師
- 8風まぜに読人しらず
- 9時はいま読人しらず
- 10春日野の源国信
- 11あすからは山部赤人
- 12春日野の壬生忠見
- 13若菜つむ藤原教長
- 14ゆきて見ぬ紀貫之
- 15澤におふる藤原俊成
- 16さゞ浪や藤原俊成
- 17谷川の藤原家隆
- 18鶯の後鳥羽院
- 19春きては藤原仲実
- 20卷向の大伴家持
- 21今更に読人しらず
- 22いづれをか凡河内躬恒
- 23空はなほ藤原良経(後京極摂政)
- 24山深み越前
- 25みしま江や源通光
- 26夕月夜藤原秀能
- 27降りつみし西行法師
- 28梅が枝に源重之
- 29梓弓山部赤人
- 30梅が枝に読人しらず
- 31鶯の惟明親王
- 32岩そゝぐ志貴皇子
- 33天の原慈円
- 34朝霞藤原清輔
- 35奈古の海の藤原実定
- 36見渡せば後鳥羽院
- 37霞たつ藤原家隆
- 38春の夜の藤原定家
- 39知るらめや中務
- 40大空は藤原定家
- 41折られけり藤原頼通
- 42あるじをば藤原敦家
- 43心あらば源俊頼
- 44梅の花藤原定家
- 45梅が香に藤原家隆
- 46梅の花源通具
- 47梅の花俊成女(藤原俊成女)
- 48來ぬ人に藤原定頼
- 49春ごとに大弐三位(藤原賢子)
- 50梅ちらす康資王母
- 51とめこかし西行法師
- 52眺めつる式子内親王
- 53散りぬれば藤原有家
- 54ひとりのみ八条院高倉
- 55照りもせず大江千里
- 56あさみどり菅原孝標女
- 57難波潟源具親
- 58今はとて寂蓮法師
- 59聞く人ぞ藤原俊成
- 60故鄕に読人しらず
- 61忘るなよ藤原良経(後京極摂政)
- 62歸る雁藤原良経(後京極摂政)
- 63霜まよふ藤原定家
- 64つく〴〵と行慶
- 65水の面に伊勢
- 66常磐なる藤原良経(後京極摂政)
- 67雨ふれば勝命法師
- 68春雨の凡河内躬恒
- 69うちなびき藤原高遠
- 70みよし野の輔仁親王
- 71嵐ふく崇徳院
- 72高瀨さす藤原公経(西園寺公経)
- 73春風の殷富門院大輔
- 74白雲の藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 75靑柳の藤原有家
- 76うすくこき宮内卿
- 77あら小田の曽禰好忠
- 78やかずとも壬生忠見
- 79吉野山西行法師
- 80櫻花藤原隆時
- 81我が心紀貫之
- 82思ふどち藤原家隆
- 83今櫻式子内親王
- 84ふして思ひ読人しらず
- 85行かむ人大伴家持
- 86吉野山西行法師
- 87葛城や寂蓮法師
- 88石のかみ読人しらず
- 89春にのみ源公忠
- 90しら雲の道命法師
- 91しら雲の藤原定家
- 92吉野山藤原家衡
- 93岩根ふみ藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 94尋ね來て藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 95散り散らず慈円
- 96いそのかみ源通具
- 97花ぞ見る藤原季能
- 98朝日影藤原有家
巻第二 春歌下99〜174番(76首)
桜の咲き初めから盛り、散る花を惜しむ歌が大半を占め、山吹・藤を経て暮れてゆく春を送る。
歌の一覧
- 99櫻さく後鳥羽院
- 100いく年の藤原俊成
- 101はかなくて式子内親王
- 102白雲の藤原師実
- 103花の色に藤原長家
- 104百敷の山部赤人
- 105花にあかぬ在原業平
- 106寢も安く凡河内躬恒
- 107山櫻伊勢
- 108我宿の紀貫之
- 109霞たつ読人しらず
- 110春雨は山部赤人
- 111花の香に紀貫之
- 112風かよふ俊成女(藤原俊成女)
- 113このほどは藤原家隆
- 114またや見む藤原俊成
- 115散り散らず祝部成仲
- 116山里の能因法師
- 117櫻ちる恵慶法師
- 118山櫻康資王母
- 119春雨の源重之
- 120雁がねの源重之
- 121時しもあれ源具親
- 122山深み源経信
- 123木の下の源師頼
- 124麓まで藤原顕輔
- 125花散れば藤原範兼
- 126ながむとて西行法師
- 127山里の越前
- 128花さそふ宮内卿
- 129あふ坂や宮内卿
- 130山高み二条院讃岐
- 131山高み崇徳院
- 132散りまがふ藤原頼輔
- 133みよし野の後鳥羽院
- 134櫻色の藤原定家
- 135今日だにも後鳥羽院
- 136さそはれぬ藤原良経(後京極摂政)
- 137八重匂ふ式子内親王
- 138つらきかな惟明親王
- 139さくら花藤原家隆
- 140恨みずや俊成女(藤原俊成女)
- 141はかなさを藤原実定
- 142ながむべき俊恵法師
- 143花もまた殷富門院大輔
- 144ちる花の藤原良平
- 145花さそふ藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 146惜しめども後白河院
- 147よし野山藤原良経(後京極摂政)
- 148故鄕の源経信
- 149花はちり式子内親王
- 150誰が爲めに清原元輔
- 151唐人の大伴家持
- 152花流す坂上是則
- 153尋ねつる良暹法師
- 154思ひたつ寂蓮法師
- 155散りにけり寂蓮法師
- 156春ふかく藤原公経(西園寺公経)
- 157初瀬山藤原良経(後京極摂政)
- 158よし野がは藤原家隆
- 159駒とめて藤原俊成
- 160岩根こす源国信
- 161蛙鳴く厚見王
- 162あし曳の藤原興風
- 163かくてこそ醍醐天皇
- 164圓居して村上天皇
- 165くれぬとは紀貫之
- 166綠なる紀貫之
- 167散りのこる藤原道信
- 168木の下の行尊
- 169暮れて行く寂蓮法師
- 170來ぬまでも藤原伊綱
- 171石の上俊成女(藤原俊成女)
- 172まてといふに読人しらず
- 173柴の戶を宮内卿
- 174明日よりは藤原良経(後京極摂政)
巻第三 夏歌175〜284番(110首)
持統天皇の「春過ぎて」に始まり、卯の花・葵・ほととぎす・五月雨・橘・蛍・夕立・夏の月と、夏の終わりの涼しさを詠む。
歌の一覧
- 175春過ぎて持統天皇
- 176惜しめども素性法師
- 177散りはてゝ慈円
- 178夏衣源道済
- 179折ふしも俊成女(藤原俊成女)
- 180卯の花の白河院
- 181卯の花の藤原重家
- 182忘れめや式子内親王
- 183いかなれば小侍従
- 184野邊はいまだ藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 185櫻麻の待賢門院安芸
- 186花ちりし曽禰好忠
- 187かりに來と曽禰好忠
- 188夏草は藤原元真
- 189夏草は醍醐天皇
- 190鳴く聲を柿本人麻呂
- 191郭公紫式部
- 192郭公弁乳母
- 193五月山読人しらず
- 194おのが妻読人しらず
- 195郭公大伴家持
- 196ほとゝぎす大中臣能宣
- 197二聲と源経信
- 198時鳥白河院
- 199きゝてしも源有仁
- 200卯の花の大江匡房
- 201むかし思ふ藤原俊成
- 202雨そゝぐ藤原俊成
- 203聞かでたゞ相模
- 204誰が里も紫式部
- 205夜をかさね周防内侍
- 206ふた聲と藤原公通
- 207郭公藤原範光
- 208ひと聲は八条院高倉
- 209有明の藤原良経(後京極摂政)
- 210吾が心藤原俊成
- 211郭公藤原頼実
- 212有明の平親宗
- 213過ぎにけり藤原保季
- 214いかにせむ藤原家隆
- 215聲はして式子内親王
- 216郭公藤原公経(西園寺公経)
- 217聞かずとも西行法師
- 218郭公西行法師
- 219小笹吹く藤原実定
- 220うちしめり藤原良経(後京極摂政)
- 221今日はまた藤原俊成
- 222あかなくに源経信
- 223なべて世の上東門院小少将
- 224何ごとゝ紫式部
- 225早苗とる源経信
- 226小山田に藤原良経(後京極摂政)
- 227いかばかり伊勢大輔
- 228三島江の源経信
- 229眞菰苅る大江匡房
- 230玉柏藤原基俊
- 231五月雨は九条兼実
- 232玉鉾の藤原定家
- 233五月雨の荒木田氏良
- 234樗咲く藤原忠良
- 235五月雨の藤原定家
- 236郭公後鳥羽院
- 237五月雨の二条院讃岐
- 238誰かまた藤原俊成
- 239行末を源通具
- 240かへり來ぬ式子内親王
- 241橘の藤原忠良
- 242五月闇慈円
- 243尋ぬべき読人しらず
- 244郭公読人しらず
- 245橘の俊成女(藤原俊成女)
- 246今年より藤原家隆
- 247夕暮は藤原定家
- 248時鳥源国信
- 249庭の面は白河院
- 250我宿の恵慶法師
- 251鵜かひ舟慈円
- 252鵜かひ舟寂蓮法師
- 253大井川藤原俊成
- 254久方の藤原定家
- 255漁火の藤原良経(後京極摂政)
- 256窓近き式子内親王
- 257窓近き藤原公継
- 258掬ぶ手に慈円
- 259淸見潟源通光
- 260かさねても藤原良経(後京極摂政)
- 261涼しさは藤原有家
- 262道の邊に西行法師
- 263よられつる西行法師
- 264おのづから藤原清輔
- 265露すがる藤原公経(西園寺公経)
- 266十市には源俊頼
- 267庭の面は源頼政
- 268夕立の式子内親王
- 269夕づく日藤原忠良
- 270秋近き藤原良経(後京極摂政)
- 271なく蟬の二条院讃岐
- 272いづちとか壬生忠見
- 273螢とぶ藤原良経(後京極摂政)
- 274楸おふる俊恵法師
- 275白露の高倉院
- 276白露の藤原頼実
- 277黄昏の式子内親王
- 278雲まよふ慈円
- 279山里の後鳥羽院
- 280岩井汲む九条兼実
- 281かた枝さす宮内卿
- 282夏衣慈円
- 283夏はつる壬生忠岑
- 284みそぎする紀貫之
巻第四 秋歌上285〜436番(152首)
秋の初風、七夕、荻の音、萩と露、秋の夕暮れ(三夕の歌)、鹿・雁・虫の声、そして秋の月を数多く並べる。
歌の一覧
- 285神南備の大伴家持
- 286いつしかと崇徳院
- 287此の寢ぬる藤原季通
- 288いつもきく藤原実定
- 289昨日だに藤原家隆
- 290吹く風の藤原秀能
- 291伏見山藤原俊成
- 292あけぬるか藤原家隆
- 293深草の藤原良経(後京極摂政)
- 294あはれまた源通具
- 295敷妙の源具親
- 296水莖の顕昭
- 297秋はたゞ越前
- 298昨日まで藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 299おしなべて西行法師
- 300あはれいかに西行法師
- 301水澁つき藤原俊成
- 302朝霧や藤原忠通
- 303夕ぐれは具平親王
- 304ゆふされば藤原実定
- 305荻の葉も藤原俊成
- 306秋きぬと七条院権大夫
- 307日をへつゝ藤原経衡
- 308うたゝ寢の式子内親王
- 309手もたゆく相模
- 310秋風は大弐三位(藤原賢子)
- 311朝ほらけ曽禰好忠
- 312吹きむすぶ小野小町
- 313おほ空を紀貫之
- 314この夕山部赤人
- 315年を經て藤原長家
- 316袖ひぢて藤原長能
- 317雲間より大中臣輔親
- 318棚織の藤原高遠
- 319たなばたの小弁
- 320棚機の小弁
- 321ながむれば式子内親王
- 322いかばかり九条兼実
- 323星合の藤原公経(西園寺公経)
- 324七夕の待賢門院堀河
- 325わくらばに徽子女王(斎宮女御)
- 326いとゞしく大中臣能宣
- 327棚機は紀貫之
- 328河水に大江匡房
- 329狩衣源頼政
- 330秋萩を永縁
- 331萩が花顕昭
- 332おく露の祐子内親王家紀伊
- 333あき萩の柿本人麻呂
- 334さを鹿の大伴家持
- 335秋の野を凡河内躬恒
- 336誰をかも小野小町
- 337女郞花藤原元真
- 338夕されば藤原良平
- 339蘭公猷法師
- 340うす霧の藤原清輔
- 341いとかくや藤原俊成
- 342花見にと源経信
- 343おきて見むと曽禰好忠
- 344山賤の紀貫之
- 345うら枯るゝ坂上是則
- 346小男鹿の柿本人麻呂
- 347小倉山読人しらず
- 348ほのかにも徽子女王(斎宮女御)
- 349花薄式子内親王
- 350野邊ごとに八条院六条
- 351あけぬとて源通光
- 352身にとまる慈円
- 353身の程を源行宗
- 354秋はたゞ源重之女
- 355秋風の藤原基俊
- 356荻の葉に藤原良経(後京極摂政)
- 357おしなべて藤原良経(後京極摂政)
- 358暮れかゝる藤原良経(後京極摂政)
- 359物思はで藤原良経(後京極摂政)
- 360深山路や慈円
- 361さびしさは寂蓮法師
- 362心なき西行法師
- 363見渡せば藤原定家
- 364堪へてやは藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 365思ふ事宮内卿
- 366秋風の鴨長明
- 367覺束な西行法師
- 368それながら式子内親王
- 369蜩蟬の藤原長能
- 370秋くれば和泉式部
- 371秋風の曽禰好忠
- 372曉の相模
- 373高圓の藤原基俊
- 374深草の源通具
- 375大荒木の俊成女(藤原俊成女)
- 376有明の藤原家隆
- 377風わたる藤原有家
- 378武蔵野や源通光
- 379いつまでか慈円
- 380ながめ佗びぬ式子内親王
- 381月影の円融院
- 382足引の三条院
- 383しきしまや堀河院
- 384人よりも藤原頼宗
- 385あやなくも橘為仲
- 386風ふけば藤原忠通
- 387今宵たれ源頼政
- 388月見れば藤原重家
- 389鳰の海や藤原家隆
- 390更けゆかば慈円
- 391ことわりの俊成女(藤原俊成女)
- 392ながめつゝ藤原家隆
- 393故鄕の藤原良経(後京極摂政)
- 394時しもあれ藤原良経(後京極摂政)
- 395深からぬ藤原良経(後京極摂政)
- 396月は猶ほ寂蓮法師
- 397ながむれば鴨長明
- 398あし曳の藤原秀能
- 399心ある宮内卿
- 400忘れじな宜秋門院丹後
- 401松島や鴨長明
- 402こと問はむ七条院大納言
- 403秋の夜の藤原家隆
- 404憂身には慈円
- 405いづくにか大江千里
- 406心こそ源道済
- 407かはらじな上東門院小少将
- 408賴めたる和泉式部
- 409見る人の藤原範永
- 410身に添へる相模
- 411月影の源経信
- 412立田山源通光
- 413秋風に藤原顕輔
- 414山の端に道因法師
- 415ながめつゝ殷富門院大輔
- 416宵の間に式子内親王
- 417更くるまで式子内親王
- 418雲はみな藤原良経(後京極摂政)
- 419月だにも藤原良経(後京極摂政)
- 420さむしろや藤原定家
- 421秋の夜の藤原忠経
- 422行末は藤原良経(後京極摂政)
- 423月を猶ほ宮内卿
- 424秋の夜は源通具
- 425秋の月源家長
- 426風わたる藤原頼実
- 427雁の來る慈円
- 428稻葉ふく俊成女(藤原俊成女)
- 429あくがれて俊成女(藤原俊成女)
- 430秋の田の大中臣定雅
- 431秋の田に藤原顕輔
- 432秋の色は式子内親王
- 433秋の露や後鳥羽院
- 434さらに又源通光
- 435大かたの二条院讃岐
- 436拂ひかね藤原雅経(飛鳥井雅経)
巻第五 秋歌下437〜550番(114首)
月から擣衣(衣を打つ音)、霧と紅葉、菊、時雨、そして暮れてゆく秋を惜しむ歌へと移る。
歌の一覧
- 437下紅葉藤原家隆
- 438山おろしに藤原実房
- 439野分せし寂蓮法師
- 440嵐吹く俊恵法師
- 441妻戀ふる大江匡房
- 442み山邊の惟明親王
- 443我ならぬ源通親
- 444たぐへ來る藤原良経(後京極摂政)
- 445なく鹿の慈円
- 446夜もすがら藤原俊忠
- 447寢覺して源道済
- 448小山田の西行法師
- 449山里の源師忠
- 450獨寐や藤原顕綱
- 451立田山俊恵法師
- 452過ぎて行く藤原長家
- 453わきてなど慈円
- 454秋田守る読人しらず
- 455秋來れば大江匡房
- 456時鳥善滋為政
- 457いまよりは大伴家持
- 458秋されば柿本人麻呂
- 459さを鹿の柿本人麻呂
- 460かりてほす紀貫之
- 461草葉には菅原道真
- 462我宿の大伴家持
- 463秋といへば恵慶法師
- 464秋されば柿本人麻呂
- 465おぼつかな村上天皇
- 466露滋み藤原頼宗
- 467庭の面に藤原基俊
- 468秋の野の藤原長実
- 469物思ふ寂蓮法師
- 470露は袖に後鳥羽院
- 471野原より後鳥羽院
- 472きり〴〵す西行法師
- 473蟲の音も藤原家隆
- 474跡もなき式子内親王
- 475秋風は藤原輔尹
- 476衣うつ慈円
- 477衣うつ藤原公経(西園寺公経)
- 478里はあれて藤原良経(後京極摂政)
- 479まどろまで宮内卿
- 480秋とだに藤原定家
- 481ふる鄕に源経信
- 482雁なきて紀貫之
- 483みよし野の藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 484千たびうつ式子内親王
- 485更けにけり式子内親王
- 486秋はつる藤原道信
- 487ひとりぬる藤原定家
- 488人目見し寂蓮法師
- 489秋の夜は源経信
- 490秋の夜は花山院
- 491村雨の寂蓮法師
- 492さびしさは後鳥羽院
- 493曙や源通光
- 494麓をば藤原公実
- 495山里に曽禰好忠
- 496なく雁の清原深養父
- 497垣ほなる柿本人麻呂
- 498秋風に柿本人麻呂
- 499初雁の凡河内躬恒
- 500雁がねは読人しらず
- 501橫雲の西行法師
- 502白雲を西行法師
- 503大江山慈円
- 504むら雲や朝恵法師
- 505ふきまよふ俊成女(藤原俊成女)
- 506秋風の藤原家隆
- 507霜をまつ宮内卿
- 508九重に花園左大臣室
- 509今よりは藤原定頼
- 510秋風に具平親王
- 511寢覺する大江嘉言
- 512秋を經て慈円
- 513入日さす源通光
- 514あだにちる俊成女(藤原俊成女)
- 515訪ふ人も俊成女(藤原俊成女)
- 516色かはる俊成女(藤原俊成女)
- 517秋ふけぬ後鳥羽院
- 518蛬藤原良経(後京極摂政)
- 519寢覺する藤原公継
- 520秋ふかき慈円
- 521長月も慈円
- 522鵲の寂蓮法師
- 523いつの間に具平親王
- 524薄霧の高倉院
- 525神南備の八条院高倉
- 526鈴鹿川後鳥羽院
- 527心とや俊成女(藤原俊成女)
- 528思ふこと藤原輔尹
- 529入日さす曽禰好忠
- 530龍田川宮内卿
- 531柞ばら藤原良経(後京極摂政)
- 532時わかぬ藤原定家
- 533故鄕は源俊頼
- 534桐の葉も式子内親王
- 535人は來ず曽禰好忠
- 536もみぢ葉の藤原公継
- 537露時雨藤原家隆
- 538松にはふ西行法師
- 539鶉なく藤原親隆
- 540散りかゝる二条院讃岐
- 541飛鳥川柿本人麻呂
- 542あすか川藤原長方
- 543もみぢ葉を藤原公経(西園寺公経)
- 544立田姫藤原良経(後京極摂政)
- 545行く秋の藤原兼宗
- 546打ちむれて藤原公任
- 547夏草の能因法師
- 548かくしつゝ能因法師
- 549身にかへて守覚法親王
- 550なべて世の藤原頼実
巻第六 冬歌551〜706番(156首)
初冬の時雨と落葉、霜・千鳥・氷、冬の月、雪と鷹狩、そして年の暮れの感慨で閉じる。
歌の一覧
- 551おきあかす藤原俊成
- 552神無月藤原高光
- 553名取川源重之
- 554筏士よ藤原資宗
- 555散りかゝる源経信
- 556高瀬舟藤原家経
- 557日暮るれば源俊頼
- 558おのづから藤原清輔
- 559木の葉ちる慈円
- 560木の葉ちる源通具
- 561移りゆく藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 562初時雨七条院大納言
- 563時雨つゝ信濃
- 564山里の藤原秀能
- 565冬の來て祝部成茂
- 566唐錦宮内卿
- 567時雨かと藤原資隆
- 568時しもあれ慶算
- 569いつのまに津守国基
- 570月を待つ西行法師
- 571神無月覚忠
- 572柴の戶に藤原清輔
- 573雲はれて藤原隆信
- 574神無月読人しらず
- 575木がらしの具平親王
- 576時雨ふる藤原兼輔
- 577時雨のあめ能因法師
- 578冬を淺み清原元輔
- 579まばらなる後白河院
- 580やよ時雨慈円
- 581深みどり後鳥羽院
- 582時雨の雨柿本人麻呂
- 583世の中に和泉式部
- 584折こそあれ二条院讃岐
- 585秋篠や西行法師
- 586晴れ曇り道因法師
- 587今はまた源具親
- 588みよし野の俊恵法師
- 589まきの屋に藤原実房
- 590世にふるは二条院讃岐
- 591ほの〴〵と源信明
- 592紅葉を具平親王
- 593吹きはらふ宜秋門院丹後
- 594霜こほる源通具
- 595眺めつゝ藤原家隆
- 596定めなく源泰光
- 597今よりは源具親
- 598はれ曇る源具親
- 599たえ〴〵に寂蓮法師
- 600今はとて良暹法師
- 601露霜の曽禰好忠
- 602もみぢ葉は慈円
- 603小倉山西行法師
- 604秋の色を藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 605風寒み式子内親王
- 606我門の殷富門院大輔
- 607冬枯の藤原清輔
- 608さえわびて俊成女(藤原俊成女)
- 609霜結ぶ源通具
- 610影とめし藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 611かたしきの幸清
- 612夏刈の源重之
- 613小夜更けて藤原道信
- 614冬の夜の後鳥羽院
- 615笹の葉は藤原良経(後京極摂政)
- 616君來ずば藤原清輔
- 617霜枯は俊成女(藤原俊成女)
- 618霜さゆる慈円
- 619草の上に曽禰好忠
- 620鵲の大伴家持
- 621しぐれつゝ醍醐天皇
- 622菊の花藤原兼輔
- 623影さへに坂上是則
- 624野邊見れば和泉式部
- 625津の國の西行法師
- 626冬ふかく藤原成通
- 627さびしさに西行法師
- 628あづま路の康資王母
- 629むかし思ふ守覚法親王
- 630立ちぬるゝ守覚法親王
- 631かつ氷り藤原俊成
- 632消えかへり藤原良経(後京極摂政)
- 633枕にも藤原良経(後京極摂政)
- 634水上や藤原良経(後京極摂政)
- 635かたしきの藤原良経(後京極摂政)
- 636橋姫の後鳥羽院
- 637あじろ木に慈円
- 638見るまゝに式子内親王
- 639志賀の浦や藤原家隆
- 640ひとり見る藤原俊成
- 641うば玉の山部赤人
- 642行くさきは伊勢大輔
- 643夕されば能因法師
- 644白浪に源重之
- 645夕凪に藤原実定
- 646浦風に祐子内親王家紀伊
- 647月ぞすむ藤原良経(後京極摂政)
- 648小夜千鳥藤原季能
- 649風吹けば藤原秀能
- 650浦人の源通光
- 651風さゆる藤原季経
- 652はかなしや藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 653水鳥の河内
- 654吉野なる湯原王
- 655閨の上に能因法師
- 656さゞ浪や藤原忠通
- 657矢田の野の柿本人麻呂
- 658常よりも瞻西
- 659降る雪に藤原基俊
- 660初雪の藤原長方
- 661降ればかく紫式部
- 662さむしろの式子内親王
- 663ふりそむる寂蓮法師
- 664今日はもし藤原俊成
- 665今ぞきく藤原実定
- 666白山に藤原公任
- 667明けやらぬ藤原範兼
- 668音羽山高倉院
- 669山里は藤原家経
- 670寂しさを藤原国房
- 671駒とめて藤原定家
- 672待つ人の藤原定家
- 673夢かよふ藤原有家
- 674降る雪に九条兼実
- 675田子の浦に山部赤人
- 676雪のみや紀貫之
- 677雪降れば藤原俊成
- 678かきくもり小侍従
- 679庭の雪に慈円
- 680眺むれば慈円
- 681冬草の曽禰好忠
- 682尋ねきて寂然
- 683この頃は後鳥羽院
- 684草も木も源通具
- 685み狩する崇徳院
- 686御狩すと藤原忠通
- 687御狩野は大江匡房
- 688狩りくらし藤原公衡
- 689なか〳〵に永縁
- 690日かずふる式子内親王
- 691おのづから西行法師
- 692かへりては上西門院兵衛
- 693へだて行く俊成女(藤原俊成女)
- 694新しき藤原隆季
- 695なげきつゝ俊恵法師
- 696思ひやれ小侍従
- 697昔思ふ西行法師
- 698石の上藤原良経(後京極摂政)
- 699年の明けて慈円
- 700朝毎の隆聖
- 701急がれぬ藤原実房
- 702數ふれば和泉式部
- 703石走る藤原実定
- 704行く年を藤原有家
- 705老の浪寂蓮法師
- 706けふ每に藤原俊成
巻第七 賀歌707〜756番(50首)
仁徳天皇の「高き屋にのぼりて見れば」に始まり、君の長寿と御代の繁栄を祝う歌を集める。
歌の一覧
- 707高き屋に仁徳天皇
- 708初春の読人しらず
- 709子の日して藤原清正
- 710君が代の紀貫之
- 711若菜おふる紀貫之
- 712木綿襷紀貫之
- 713君が世に源師房
- 714住の江の伊勢
- 715年ごとに紀貫之
- 716千歲ふる凡河内躬恒
- 717山川の藤原興風
- 718祈りつゝ紀貫之
- 719山人の藤原俊成
- 720神無月清原元輔
- 721山風は伊勢
- 722曇りなく紫式部
- 723池水の伊勢大輔
- 724君が代の源顕房
- 725住の江に源隆国
- 726萬代を康資王母
- 727相生の大弐三位(藤原賢子)
- 728子の日する源経信
- 729子の日する藤原通俊
- 730君が代は大江匡房
- 731常磐なる読人しらず
- 732君が代に藤原範兼
- 733身にかへて三河内侍
- 734天の下式子内親王
- 735おしなべて藤原良経(後京極摂政)
- 736敷島や藤原良経(後京極摂政)
- 737ぬれてほす藤原良経(後京極摂政)
- 738君が代は藤原俊成
- 739わが道を藤原定家
- 740高砂の寂蓮法師
- 741藻鹽草源家長
- 742うれしさや藤原隆房
- 743年經たる藤原清輔
- 744七十に藤原清輔
- 745八百日行く藤原実定
- 746春日山藤原良経(後京極摂政)
- 747常磐なる読人しらず
- 748あかねさす大中臣輔親
- 749すべらぎを藤原資業
- 750とやかへる大江匡房
- 751くもりなき藤原永範
- 752大江山藤原範兼
- 753近江のや藤原俊成
- 754神代より藤原兼光
- 755立ちよれば藤原光範
- 756常磐なる藤原資実
巻第八 哀傷歌757〜856番(100首)
人の世の無常と、親しい人の死を悼む歌。遍昭の「末の露もとの雫や」をはじめ、近親を失った歌人たちの歌が並ぶ。
歌の一覧
- 757末の露僧正遍昭
- 758あはれなり小野小町
- 759櫻散る藤原兼輔
- 760墨染の藤原実方
- 761あかざりし藤原道信
- 762花櫻成尋
- 763花見むと大江嘉言
- 764誰もみな藤原顕輔
- 765花見ては藤原実定
- 766春霞藤原良経(後京極摂政)
- 767立ちのぼる藤原惟方
- 768形見とて藤原重家
- 769あやめ草高陽院木綿四手
- 770今日くれど上西門院兵衛
- 771菖蒲草九条院
- 772さもこそは皇嘉門院
- 773よそなれど藤原実資
- 774ひとりにも藤原為頼
- 775おくと見し和泉式部
- 776思ひきや上東門院
- 777淺茅原周防内侍
- 778袖にさへ徽子女王(斎宮女御)
- 779秋風の一条院
- 780別れけむ大弐三位(藤原賢子)
- 781置き添ふる読人しらず
- 782女郞花藤原実頼
- 783ねざめする和泉式部
- 784袖ぬらす藤原忠実
- 785さらでだに藤原俊忠
- 786悲しきは藤原実定
- 787今はさは俊成女(藤原俊成女)
- 788玉ゆらの藤原定家
- 789露をだに藤原秀能
- 790秋ふかき殷富門院大輔
- 791見し夢を源通親
- 792なれし秋の藤原実家
- 793朽ちもせぬ西行法師
- 794故鄕を慈円
- 795浮世には藤原俊成
- 796まれにくる藤原俊成
- 797物おもへば源雅実
- 798故鄕を源雅実
- 799命あれば能因法師
- 800今日來ずば藤原公任
- 801思ひ出づる後鳥羽院
- 802思ひ出づる慈円
- 803なき人の後鳥羽院
- 804神無月相模
- 805手すさびの土御門右大臣女
- 806尋ねても馬内侍
- 807いにしへの徽子女王(斎宮女御)
- 808ほしもあへぬ藤原道信
- 809水底に東三条院
- 810物をのみ源信明
- 811逢ふことも上東門院
- 812憂しとては藤原生子
- 813はかなしと源道済
- 814故鄕に源道済
- 815玉の緒の藤原長家
- 816戀ひわぶと和泉式部
- 817たれか世に紫式部
- 818なき人を加賀少納言
- 819亡き人の慶暹
- 820見し人の紫式部
- 821あはれ君弁乳母
- 822思へ君源三位
- 823あはれ人能因法師
- 824夜もすがら大江匡衡
- 825うつりけむ新少将
- 826かきとむる藤原公通
- 827有栖川源雅定
- 828限りなき藤原俊成
- 829見し夢に藤原良経(後京極摂政)
- 830世の中は藤原清輔
- 831いつ歎き西行法師
- 832皆人の慈円
- 833きのふ見し慈円
- 834蓬生に慈円
- 835我もいつぞ慈円
- 836尋ねきて寂蓮法師
- 837なきあとの西行法師
- 838哀れとも西行法師
- 839つく〴〵と藤原実房
- 840おくれゐて源通親
- 841そこはかと慈円
- 842誰もみな藤原忠経
- 843見し人は行遍
- 844あらざらむ祝部成仲
- 845有りし世に藤原兼房
- 846とへかしな藤原通俊
- 847君なくて源国信
- 848いつの間に藤原顕輔
- 849久方の柿本人麻呂
- 850有るはなく小野小町
- 851白玉か在原業平
- 852年ふれば醍醐天皇
- 853亡き人を藤原兼輔
- 854悔しくぞ藤原季縄
- 855墨染の具平親王
- 856暮れぬ間の紫式部
巻第九 離別歌857〜895番(39首)
地方へ下る人との別れ、旅立つ人への餞の歌。
歌の一覧
- 857玉鉾の紀貫之
- 858忘れなむ伊勢
- 859北へ行く紫式部
- 860秋霧の大中臣能宣
- 861見てだにも紀貫之
- 862逢坂の藤原兼輔
- 863きならせと読人しらず
- 864これやさは寂昭
- 865衣川源重之
- 866行末に高階経重
- 867君に又藤原範永
- 868涼しさは藤原妍子
- 869神無月藤原恒佐
- 870別れての大江千里
- 871唐も成尋阿闍梨母
- 872別れ路は道命法師
- 873天の川加賀左衛門
- 874別れ路は藤原隆家
- 875とゞまらむ藤原実方
- 876都をば大江匡房
- 877思ひ出でば後三条院
- 878歸り來む藤原基俊
- 879思へども行尊
- 880契りおく読人しらず
- 881かりそめの俊恵法師
- 882歸りこむ登蓮
- 883誰としも藤原隆信
- 884遙々と俊恵法師
- 885君いなば西行法師
- 886賴め置かむ西行法師
- 887さりともと西行法師
- 888歸り來む道因法師
- 889かりそめの藤原俊成
- 890別れにし祝部成仲
- 891忘るなよ藤原定家
- 892なごり思ふ惟明親王
- 893都をば読人しらず
- 894別れ路は源行宗
- 895色ふかく藤原顕綱
巻第十 羇旅歌896〜989番(94首)
旅の歌。万葉の旅の歌に始まり、熊野詣での歌、西行の「年たけてまた越ゆべしと思ひきや」などを収める。
歌の一覧
- 896飛ぶ鳥の元明天皇
- 897妹に戀ひ聖武天皇
- 898いざ子ども山上憶良
- 899天ざかる柿本人麻呂
- 900篠の葉は柿本人麻呂
- 901こゝにありて大伴旅人
- 902朝霧に読人しらず
- 903信濃なる在原業平
- 904駿河なる在原業平
- 905草枕紀貫之
- 906白雲の壬生忠岑
- 907東路や壬生忠岑
- 908人を猶ほ徽子女王(斎宮女御)
- 909まだ知らぬ菅原輔昭
- 910しなが鳥読人しらず
- 911神風の読人しらず
- 912故鄕の橘良利
- 913立ちながら藤原輔尹
- 914都にて御形宣旨
- 915旅衣奝然
- 916舟ながら藤原実方
- 917わがごとく行尊
- 918かきくもり紫式部
- 919小夜更けて肥後
- 920旅寢して源経信
- 921わきも子が恵慶法師
- 922あしの葉を源隆綱
- 923ありし世の赤染衛門
- 924山路にて源国信
- 925草まくら源師頼
- 926磯馴れぬ源師賢
- 927旅寢する源経信
- 928深山路に源経信
- 929松が根に藤原顕季
- 930見し人も橘為仲
- 931草枕大江嘉言
- 932夏苅の藤原俊成
- 933立ちかへり藤原俊成
- 934こととへよ藤原定家
- 935野邊の露藤原家隆
- 936もろともに藤原良経(後京極摂政)
- 937都にて西行法師
- 938月見ばと西行法師
- 939明けば又藤原家隆
- 940故鄕の藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 941忘れじと藤原良経(後京極摂政)
- 942東路の慈円
- 943幾夜かは越前
- 944知らざりし宜秋門院丹後
- 945風寒み大江匡房
- 946磯なれで藤原定頼
- 947行末は式子内親王
- 948松が根の式子内親王
- 949かくてしも俊成女(藤原俊成女)
- 950白雲の永縁
- 951夕日さす源経信
- 952いづくにか藤原定家
- 953旅人の藤原定家
- 954故鄕に藤原家隆
- 955白雲の藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 956今日は又源家長
- 957故鄕も俊成女(藤原俊成女)
- 958いたづらに藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 959都をば宜秋門院丹後
- 960草まくら藤原秀能
- 961ふしわびぬ藤原有家
- 962岩が根の藤原有家
- 963誰となき藤原業清
- 964枕とて鴨長明
- 965道の邊の藤原成範
- 966初瀨山禅性
- 967さらぬだに藤原秀能
- 968忘れなむ藤原定家
- 969契らねど藤原家隆
- 970故鄕に藤原家隆
- 971日を經つゝ九条兼実
- 972さすらふる藤原顕仲
- 973難波人藤原俊成
- 974又越えむ雅縁
- 975道すがら源頼朝
- 976世の中は藤原俊成
- 977おぼつかな宜秋門院丹後
- 978世の中を西行法師
- 979世をいとふ妙
- 980袖にふけ藤原定家
- 981旅寝する藤原家隆
- 982都にも藤原定家
- 983袖にしも鴨長明
- 984立田山慈円
- 985さとり行く慈円
- 986故郷へ素覚
- 987年たけて西行法師
- 988思ひおく西行法師
- 989見るまゝに後鳥羽院
巻第十一 恋歌一990〜1080番(91首)
まだ逢わない恋、人に知られまいと忍ぶ恋。式子内親王の「玉の緒よ絶えなば絶えね」を収める。
歌の一覧
- 990よそにのみ読人しらず
- 991音にのみ読人しらず
- 992足曳の柿本人麻呂
- 993石の上柿本人麻呂
- 994春日野の在原業平
- 995むらさきの醍醐天皇
- 996みかの原藤原兼輔
- 997その原や坂上是則
- 998年をへて藤原高光
- 999年月は源高明
- 1000諸共に源俊賢母
- 1001人づてに藤原朝忠
- 1002みこもりの藤原高遠
- 1003唐衣藤原伊尹
- 1004天津空藤原公任
- 1005あら玉の藤原伊尹
- 1006我が宿は本院侍従
- 1007わが思ひ藤原兼通
- 1008しるしなき紀貫之
- 1009煙たつ清原深養父
- 1010風吹けば藤原惟成
- 1011白雲の藤原義孝
- 1012今日も又和泉式部
- 1013筑波山源重之
- 1014われならぬ大中臣能宣
- 1015人知れず大江匡衡
- 1016匂ふらむ清原元輔
- 1017幾かへり大中臣能宣
- 1018奥山の凡河内躬恒
- 1019大空を宇多天皇
- 1020春風の藤原伊尹
- 1021水の上に藤原伊尹
- 1022かた岡の曽禰好忠
- 1023跡をだに和泉式部
- 1024霜の上に藤原興風
- 1025秋萩の大伴家持
- 1026秋風に藤原高光
- 1027わが戀も源有仁
- 1028石の上藤原良経(後京極摂政)
- 1029我が戀は後鳥羽院
- 1030わが戀は慈円
- 1031空蟬の藤原良経(後京極摂政)
- 1032思ひあれば寂蓮法師
- 1033思ひつゝ後鳥羽院
- 1034玉の緒よ式子内親王
- 1035忘れては式子内親王
- 1036わが戀は式子内親王
- 1037忍ぶるに九条兼実
- 1038つらけれど藤原伊尹
- 1039雨こそは読人しらず
- 1040風吹けば紀貫之
- 1041須磨の蜑の藤原道信
- 1042ぬまごとに三条院女蔵人左近
- 1043時鳥藤原公任
- 1044五月雨に馬内侍
- 1045時鳥藤原道長
- 1046時鳥馬内侍
- 1047心のみ馬内侍
- 1048みくまのゝ伊勢
- 1049難波潟伊勢
- 1050みかりする柿本人麻呂
- 1051有度濱の読人しらず
- 1052東路の読人しらず
- 1053濁り江の読人しらず
- 1054時雨ふる読人しらず
- 1055ありとのみ読人しらず
- 1056水莖の読人しらず
- 1057わが袖に読人しらず
- 1058冬の夜の藤原兼輔
- 1059しも氷藤原元真
- 1060淚川藤原元真
- 1061いかにせむ藤原実方
- 1062誰ぞこの藤原実方
- 1063我が戀は小弁
- 1064我が戀は伊勢
- 1065須磨の浦に藤原清正
- 1066あるかひも源景明
- 1067あし曳の紀貫之
- 1068あし曳の紀貫之
- 1069牡鹿ふす坂上是則
- 1070蚊遣火の曽禰好忠
- 1071由良の門を曽禰好忠
- 1072追風に源師時
- 1073梶緒たえ藤原良経(後京極摂政)
- 1074しるべせよ式子内親王
- 1075紀の國や藤原長方
- 1076つれもなき源師俊
- 1077難波人藤原良経(後京極摂政)
- 1078蜑のかる藤原俊成
- 1079逢ふまでの相模
- 1080みるめ苅る在原業平
巻第十二 恋歌二1081〜1148番(68首)
逢えないまま思いの募る恋。煙・雲・夕暮れに託して、なお忍ぶ心を詠む。
歌の一覧
- 1081下もえに俊成女(藤原俊成女)
- 1082なびかじな藤原定家
- 1083袖をのみ藤原良経(後京極摂政)
- 1084海松こそ二条院讃岐
- 1085君戀ふと源俊頼
- 1086知るらめや藤原頼実
- 1087洩らすなよ藤原良経(後京極摂政)
- 1088かくとだに藤原実定
- 1089洩らさばや殷富門院大輔
- 1090戀ひしとも近衛院
- 1091人しれぬ源有仁
- 1092物思ふと藤原顕仲
- 1093人知れず藤原清輔
- 1094消えねたゞ藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 1095かぎりあれば源通光
- 1096うちはへて二条院讃岐
- 1097忍ばじよ藤原公継
- 1098人もまだ信濃
- 1099遙かなる西行法師
- 1100數ならぬ西行法師
- 1101草深き藤原良経(後京極摂政)
- 1102後の世を藤原重家
- 1103玉章の読人しらず
- 1104ためしあれば読人しらず
- 1105いはぬより藤原隆房
- 1106ながめわび源通光
- 1107思ひあまり藤原俊成
- 1108山がつの藤原良経(後京極摂政)
- 1109思へども藤原忠定
- 1110逢ふことは藤原俊成
- 1111散らすなよ藤原俊成
- 1112白玉か藤原元真
- 1113いつまでの藤原義孝
- 1114我が戀は藤原公能
- 1115いつとなく藤原基輔
- 1116藻鹽やく藤原秀能
- 1117須磨の蜑の藤原定家
- 1118ありとても寂蓮法師
- 1119なげかずよ藤原良経(後京極摂政)
- 1120淚川二条院讃岐
- 1121よそながら高松院右衛門佐
- 1122偲びあまり読人しらず
- 1123紅に道因法師
- 1124夢にても式子内親王
- 1125覺めて後藤原実定
- 1126身にそへる藤原良経(後京極摂政)
- 1127夢のうらに藤原実宗
- 1128たのめおきし藤原忠良
- 1129忍びあまり藤原経家
- 1130賴めても賀茂重政
- 1131逢ふ事は藤原家房
- 1132ふじの峯の藤原家隆
- 1133なき名のみ藤原俊忠
- 1134逢ふことの惟明親王
- 1135わが戀は源通具
- 1136面影の俊成女(藤原俊成女)
- 1137床の霜藤原定家
- 1138つれなさの藤原有家
- 1139袖の上に藤原秀能
- 1140夏引の越前
- 1141幾夜われ藤原良経(後京極摂政)
- 1142年も經ね藤原定家
- 1143憂身をば藤原俊成
- 1144戀ひ死なむ藤原長方
- 1145あすしらぬ殷富門院大輔
- 1146つれもなき八条院高倉
- 1147何となく西行法師
- 1148思ひ知る西行法師
巻第十三 恋歌三1149〜1233番(85首)
逢瀬とその翌朝の別れ(後朝)、逢ったのちになお募る思いを詠む。
歌の一覧
- 1149忘れじの儀同三司母(高階貴子)
- 1150かぎりなく藤原伊尹
- 1151思ふには在原業平
- 1152昨日まで藤原頼忠
- 1153逢ふ事を式子内親王
- 1154戀ひしさに源正清
- 1155逢ふまでの西行法師
- 1156人ごころ三条院女蔵人左近
- 1157逢ひ見ても藤原興風
- 1158中々に藤原実方
- 1159夢とても伊勢
- 1160枕だに和泉式部
- 1161忘れても馬内侍
- 1162つらかりし藤原範永
- 1163今朝よりは高倉院
- 1164蘆の屋の源俊頼
- 1165かりそめに読人しらず
- 1166いかにせむ相模
- 1167あけがたき藤原実方
- 1168逢ふことの伊勢
- 1169秋の夜の敦道親王
- 1170心にも藤原道信
- 1171はかなくも醍醐天皇
- 1172朝露の源周子
- 1173置き添ふる円融院
- 1174思ひ出でて藤原伊尹
- 1175うば玉の藤原実頼
- 1176みじか夜の藤原清正
- 1177明くといへば源清蔭
- 1178今朝はしも和泉式部
- 1179心から赤染衛門
- 1180佗びつゝも藤原師輔
- 1181手枕に宇多天皇
- 1182しばし待て藤原惟成
- 1183おきて見ば藤原実方
- 1184明けぬれど二条院讃岐
- 1185面影の西行法師
- 1186またも來む藤原良経(後京極摂政)
- 1187誰行きて賀茂成助
- 1188消えかへり藤原朝光
- 1189朝ぼらけ花山院
- 1190庭に生ふる藤原道経
- 1191待つ宵に小侍従
- 1192これもまた藤原知家
- 1193有明は西行法師
- 1194大井川清原元輔
- 1195夕暮に読人しらず
- 1196味氣なく藤原定家
- 1197賴めずば後鳥羽院
- 1198なにゆゑと藤原良経(後京極摂政)
- 1199聞くやいかに宮内卿
- 1200人は來で西行法師
- 1201いかゞ吹く八条院高倉
- 1202賴め置く鴨長明
- 1203今來むと藤原秀能
- 1204君待つと式子内親王
- 1205頼めぬに西行法師
- 1206歸るさの藤原定家
- 1207君來むと読人しらず
- 1208衣手に柿本人麻呂
- 1209逢ふことは馬内侍
- 1210なれ行くは徽子女王(斎宮女御)
- 1211霧ふかき坂上是則
- 1212世のつねの安法法師女
- 1213足曳の大伴家持
- 1214東路に醍醐天皇
- 1215結びおきし藤原敦忠
- 1216霜のうへに源重之
- 1217ひとりふす安法法師女
- 1218山城の源重之
- 1219かけて思ふ紀貫之
- 1220僞を平定文(平中)
- 1221いかばかり鳥羽院
- 1222我ばかり九条兼実
- 1223たゞ賴め慈円
- 1224つらしとは藤原家通
- 1225賴めこし読人しらず
- 1226あはれにも源雅通
- 1227つらきをも小侍従
- 1228何か厭ふ殷富門院大輔
- 1229戀ひ死なむ藤原頼輔
- 1230あはれとて西行法師
- 1231身をしれば西行法師
- 1232よしさらば藤原俊成
- 1233賴め置かむ美福門院加賀
巻第十四 恋歌四1234〜1335番(102首)
逢ったのちに訪れの途絶えた恋。月を見て人を待ち、心変わりを恨む歌が多い。
歌の一覧
- 1234宵々に藤原実頼
- 1235君だにも読人しらず
- 1236戀ひしさに読人しらず
- 1237別れては藤原伊尹
- 1238昨日とも恵子女王
- 1239絕えぬるか藤原道綱母
- 1240かた〴〵に陽明門院
- 1241言の葉の伊勢
- 1242吹く風に藤原道綱母
- 1243葛の葉に村上天皇
- 1244霜さやぐ醍醐天皇
- 1245淺茅生ふる読人しらず
- 1246霞むらむ徽子女王(斎宮女御)
- 1247今こむと村上天皇
- 1248玉鉾の朱雀院
- 1249思ひやる熙子女王
- 1250春雨の後朱雀院
- 1251靑柳の藤原生子
- 1252靑柳の後朱雀院
- 1253淺綠藤原生子
- 1254古の藤原実方
- 1255枯れにける読人しらず
- 1256逢ふことを村上天皇
- 1257さらしなや伊勢
- 1258いつとても中務
- 1259更級の凡河内躬恒
- 1260天の戶を読人しらず
- 1261ほのみえし読人しらず
- 1262入る方は紫式部
- 1263さしてゆく読人しらず
- 1264今はとて藤原経衡
- 1265おも影の肥後
- 1266うき人の藤原実定
- 1267月のみや西行法師
- 1268くまもなき西行法師
- 1269物思ひて西行法師
- 1270曇れかし八条院高倉
- 1271忘らるゝ後鳥羽院
- 1272廻りあはむ藤原良経(後京極摂政)
- 1273我が淚藤原良経(後京極摂政)
- 1274戀ひ佗ぶる藤原公経(西園寺公経)
- 1275いくめぐり源通光
- 1276いま來むと源通具
- 1277忘れじと藤原有家
- 1278思ひ出でて藤原良経(後京極摂政)
- 1279忘るなよ藤原家隆
- 1280そのまゝに宗円
- 1281人ぞうき藤原秀能
- 1282わくらばに藤原良経(後京極摂政)
- 1283來ぬ人を藤原有家
- 1284松山と藤原定家
- 1285ならひ來し俊成女(藤原俊成女)
- 1286あと絕えて二条院讃岐
- 1287來ぬ人を寂蓮法師
- 1288尋ねても源通光
- 1289形見とて藤原保季
- 1290名殘をば行遍
- 1291忘れずば藤原定家
- 1292風吹かば藤原家隆
- 1293いはざりき藤原良経(後京極摂政)
- 1294思ひ出でよ藤原家隆
- 1295忘れゆく藤原範兼
- 1296忘れなば殷富門院大輔
- 1297疎くなる西行法師
- 1298今ぞ知る西行法師
- 1299逢ひ見しは源通親
- 1300あはれなる藤原公経(西園寺公経)
- 1301契りきや源通具
- 1302恨みわび寂蓮法師
- 1303忘れじの宜秋門院丹後
- 1304思ひかね藤原良経(後京極摂政)
- 1305さらでだに藤原有家
- 1306心には読人しらず
- 1307あはれとて西行法師
- 1308わが戀は俊恵法師
- 1309今はたゞ式子内親王
- 1310何時も聞く藤原良経(後京極摂政)
- 1311心あらば慈円
- 1312里はあれぬ寂蓮法師
- 1313里はあれぬ後鳥羽院
- 1314物思はで藤原有家
- 1315草枕藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 1316さても猶ほ藤原家隆
- 1317思ひいる藤原秀能
- 1318ながめても鴨長明
- 1319言の葉の源通具
- 1320消え佗びぬ藤原定家
- 1321來ぬ人を寂蓮法師
- 1322わが戀は慈円
- 1323袖の露も後鳥羽院
- 1324むせぶとも藤原定家
- 1325知られじな藤原家隆
- 1326露はらふ俊成女(藤原俊成女)
- 1327心こそ慈円
- 1328さりともと式子内親王
- 1329生きてよも式子内親王
- 1330曉の慈円
- 1331つく〴〵と藤原公経(西園寺公経)
- 1332尋ね見る藤原定家
- 1333見し人の藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 1334ふりにけり俊成女(藤原俊成女)
- 1335通ひ來し俊成女(藤原俊成女)
巻第十五 恋歌五1336〜1435番(100首)
恋の終わり。忘れられた身の嘆き、秋風と涙、定家の「白妙の袖の別れに」などを収める。
歌の一覧
- 1336白妙の藤原定家
- 1337思ひ入る藤原家隆
- 1338野邊の露は慈円
- 1339戀ひわびて藤原公衡
- 1340とへかしな源通具
- 1341夜のまにも藤原俊忠
- 1342あだなりと藤原道信
- 1343同じくは藤原元真
- 1344今來むと和泉式部
- 1345あだごとの藤原長能
- 1346打ちはへて読人しらず
- 1347萩の葉や藤原惟成
- 1348終夜花山院
- 1349君がせぬ光孝天皇
- 1350露ばかり読人しらず
- 1351思ひやる源重之
- 1352身に近く六条右大臣室
- 1353色かはる相模
- 1354稻妻は相模
- 1355人知れぬ藤原伊尹
- 1356淚のみ光孝天皇
- 1357枕のみ坂上是則
- 1358思ほえず読人しらず
- 1359妹が袖読人しらず
- 1360あふ事の読人しらず
- 1361浦にたく読人しらず
- 1362忘るらむと読人しらず
- 1363憂きながら読人しらず
- 1364命をば読人しらず
- 1365いづ方に読人しらず
- 1366今迄に読人しらず
- 1367玉水を読人しらず
- 1368山城の読人しらず
- 1369君があたり読人しらず
- 1370中空に読人しらず
- 1371雲のゐる読人しらず
- 1372晝はきて読人しらず
- 1373我もしか読人しらず
- 1374夏野ゆく柿本人麻呂
- 1375夏草の柿本人麻呂
- 1376御禊する八代女王
- 1377恨みつゝ清原深養父
- 1378蘆べより山口女王
- 1379鹽竈の山口女王
- 1380いかに寢て赤染衛門
- 1381うち解けて小野篁
- 1382春の夜の伊勢
- 1383春の夜の盛明親王
- 1384ぬる夢に徽子女王(斎宮女御)
- 1385かくばかり大中臣能宣
- 1386淚川寂蓮法師
- 1387逢ふと見て藤原家隆
- 1388ゆかちかく藤原基俊
- 1389哀なり藤原俊成
- 1390かきやりし藤原定家
- 1391夢かとよ俊成女(藤原俊成女)
- 1392儚くぞ式子内親王
- 1393過ぎにける弁
- 1394思ひ佗び藤原俊成
- 1395流れ出でむ相模
- 1396つらからば馬内侍
- 1397君しまれ馬内侍
- 1398花さかぬ藤原仲文
- 1399おのづから源経信母
- 1400習はねば平教盛母
- 1401歎かじな皇嘉門院尾張
- 1402いかにして和泉式部
- 1403嬉しくば清原深養父
- 1404逢ふ事の素性法師
- 1405我が身こそ小野小町
- 1406葛城や大中臣能宣
- 1407今はとも大中臣輔親
- 1408思ひ出づや伊勢
- 1409出でていにし在原業平
- 1410梅の花在原業平
- 1411天の原村上天皇
- 1412歎くらむ徽子女王(斎宮女御)
- 1413逢はずして光孝天皇
- 1414思ひやる致平親王
- 1415雲井より凡河内躬恒
- 1416雲井なる醍醐天皇
- 1417春行きて村上天皇
- 1418初雁の源高明
- 1419小忌衣藤原惟成
- 1420住吉の藤原元真
- 1421水の上の村上天皇
- 1422長き世の藤原伊尹
- 1423心にも藤原敦忠
- 1424世の憂きも藤原元真
- 1425數ならば小野篁
- 1426人ならば藤原惟成
- 1427我が齡読人しらず
- 1428今よりは読人しらず
- 1429玉くしげ読人しらず
- 1430あふ事を読人しらず
- 1431秋の田の読人しらず
- 1432はし鷹の読人しらず
- 1433大淀の読人しらず
- 1434白波は読人しらず
- 1435さしてゆく読人しらず
巻第十六 雑歌上1436〜1587番(152首)
四季の景物に寄せた述懐の歌、宮廷の行事、月を見て昔を思う歌など。
歌の一覧
- 1436年くれし藤原俊成
- 1437山かげや藤原有家
- 1438哀れなり源雅信
- 1439引きかへて円融院
- 1440春來れば行尊
- 1441谷深み菅原道真
- 1442降る雪に菅原道真
- 1443遲くとも藤原忠平
- 1444百敷に源公忠
- 1445色香をば花山院
- 1446梅の花大弐三位(藤原賢子)
- 1447春霞藤原兼家
- 1448紫の円融院
- 1449道の邊の菅原道真
- 1450昔見し清原深養父
- 1451垣ごしに円融院
- 1452をりに來と藤原朝光
- 1453萬代を肥後
- 1454枝ごとの藤原師通
- 1455春をへて藤原定家
- 1456なれ〳〵て藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 1457ふる里と読人しらず
- 1458いざやまだ源師光
- 1459折る人の和泉式部
- 1460見ても又藤原高光
- 1461老いにける源俊房
- 1462櫻花藤原忠家
- 1463さもあらばあれ源経信
- 1464櫻花藤原忠教
- 1465惜しめども鳥羽院
- 1466今はわれ藤原俊成
- 1467春くれば藤原俊成
- 1468てる月も藤原俊成
- 1469見せばやな慈円
- 1470柴の戶に慈円
- 1471世の中を西行法師
- 1472身はとめつ安法
- 1473さくらあさの源俊頼
- 1474しら波の加賀左衛門
- 1475覺束な加賀左衛門
- 1476世をいとふ幸清
- 1477折にあへば藤原忠良
- 1478春の雨の藤原有家
- 1479天皇の藤原実行
- 1480八重ながら藤原実方
- 1481九重に円融院
- 1482己が浪に慈円
- 1483唐衣藤原道長
- 1484から衣上東門院
- 1485神代には紫式部
- 1486時鳥式子内親王
- 1487立ち出づる読人しらず
- 1488いく千世と藤原家通
- 1489梅が枝に三条院女蔵人左近
- 1490うちわたす小弁
- 1491五月雨の赤染衛門
- 1492五月雨は藤原俊成
- 1493獨り寢る花山院
- 1494よそへつゝ恵子女王
- 1495思ひあらば和泉式部
- 1496思ひあれば七条院大納言
- 1497袖の浦中務
- 1498秋や來る紀有常
- 1499廻りあひて紫式部
- 1500月影の三条院
- 1501山の端を藤原為時
- 1502浮雲は伊勢大輔
- 1503浮雲に藤原正光
- 1504月をなど藤原範兼
- 1505おもひ出づる静賢
- 1506和歌の浦に藤原範光
- 1507夜もすがら宜秋門院丹後
- 1508山の端に藤原盛方
- 1509忘れじよ藤原俊成
- 1510いかにして藤原俊成
- 1511心には藤原公衡
- 1512昔見し二条院讃岐
- 1513うき身世に藤原経通
- 1514都にも藤原長能
- 1515淡路にて凡河内躬恒
- 1516徒に源道済
- 1517天の原増基
- 1518たのめこし読人しらず
- 1519月見ばと藤原良経(後京極摂政)
- 1520山里に慈円
- 1521有明の慈円
- 1522山の端を藤原業清
- 1523終夜鴨長明
- 1524おく山の藤原秀能
- 1525月すめば藤原秀能
- 1526ながめ佗びぬ猷円
- 1527曉の花山院
- 1528有明の伊勢大輔
- 1529すみなれし和泉式部
- 1530住む人も源経信
- 1531思ひきや藤原俊成
- 1532月をみて西行法師
- 1533夜もすがら西行法師
- 1534月の色に西行法師
- 1535捨つとならば西行法師
- 1536更けにける西行法師
- 1537ながめして覚性法親王
- 1538秋の夜の藤原道経
- 1539秋を經て慈円
- 1540眺めても藤原隆信
- 1541心ある源光行
- 1542身のうさに二条院讃岐
- 1543有明の寂超
- 1544都なる大江嘉言
- 1545思ひやれ惟明親王
- 1546有明の式子内親王
- 1547天の戶を藤原良経(後京極摂政)
- 1548雲をのみ藤原忠経
- 1549入りやらで藤原保季
- 1550あやしくぞ行遍
- 1551故郷の寂超
- 1552住み來けむ平忠盛
- 1553八重葎大江匡房
- 1554鷗ゐる藤原顕仲
- 1555難波がた俊恵法師
- 1556和歌の浦に慈円
- 1557藻汐くむ藤原定家
- 1558あかしがた藤原秀能
- 1559ながめよと源具親
- 1560しめおきて藤原俊成
- 1561荒れわたる藤原俊成
- 1562雲かゝる西行法師
- 1563風そよぐ守覚法親王
- 1564淺茅生や源通光
- 1565葛の葉の俊成女(藤原俊成女)
- 1566白露は祝部允仲
- 1567女郞花紫式部
- 1568白露は藤原道長
- 1569山里に曽禰好忠
- 1570百年の安法
- 1571秋果つる大江匡房
- 1572花すゝき源行宗
- 1573夜半に吹く藤原実定
- 1574世の中に藤原顕長
- 1575うつろふは冷泉院
- 1576賴もしな源順
- 1577山川の読人しらず
- 1578あさ每に源通親
- 1579君が代に藤原家隆
- 1580跡もなく赤染衛門
- 1581露の命後白河院
- 1582杣山や藤原俊成
- 1583時過ぎて朱雀院
- 1584程もなく藤原公任
- 1585見し夢を御形宣旨
- 1586老いぬとも藤原俊成
- 1587大かたに円仁(慈覚大師)
巻第十七 雑歌中1588〜1689番(102首)
山・海・名所の景、旅と隠棲、老いの嘆きなどを詠む。
歌の一覧
- 1588白波の川島皇子
- 1589山城の藤原宇合
- 1590蘆の屋の在原業平
- 1591晴るゝ夜の在原業平
- 1592しかの蜑の読人しらず
- 1593難波女の紀貫之
- 1594年ふれば壬生忠岑
- 1595春の日の恵慶法師
- 1596朽ちにける藤原実定
- 1597沖つ風藤原定頼
- 1598すまの浦の藤原孝善
- 1599秋風の壬生忠見
- 1600須磨の關慈円
- 1601人住まぬ藤原良経(後京極摂政)
- 1602蜑小舟源俊頼
- 1603和歌の浦を寂蓮法師
- 1604水の江の藤原季能
- 1605今更に藤原秀能
- 1606大淀の徽子女王(斎宮女御)
- 1607まつ人は後冷泉院
- 1608住吉の大弐三位(藤原賢子)
- 1609うちよする祝部成仲
- 1610沖津風越前
- 1611見渡せば藤原家隆
- 1612今日とてや藤原俊成
- 1613鈴鹿山西行法師
- 1614世の中を慈円
- 1615風になびく西行法師
- 1616時しらぬ在原業平
- 1617春秋も在原元方
- 1618花ならで慈円
- 1619吉野山西行法師
- 1620厭ひても藤原家衡
- 1621一すぢに源通具
- 1622誰かはと藤原有家
- 1623山里は宜秋門院丹後
- 1624瀧の音藤原家隆
- 1625ことしげき寂然
- 1626奥山の藤原師氏
- 1627白露の藤原高光
- 1628世の中を読人しらず
- 1629身をばかつ大中臣能宣
- 1630苔の庵恵慶法師
- 1631荒れはてゝ読人しらず
- 1632山深く西行法師
- 1633山陰に西行法師
- 1634立ち出でて寂蓮法師
- 1635奧山の後鳥羽院
- 1636ながらへて二条院讃岐
- 1637今はとて藤原俊成
- 1638我ながら藤原有家
- 1639世をそむく道命法師
- 1640世を背く和泉式部
- 1641思ふこと少将井尼
- 1642誰住みて西行法師
- 1643しをりせで西行法師
- 1644かざしをる殷富門院大輔
- 1645いつとなき道命法師
- 1646嵯峨の山藤原定家
- 1647佐保川の藤原忠実
- 1648かゝるせも藤原兼家
- 1649昔より円融院
- 1650ものゝふの柿本人麻呂
- 1651我が世をば在原行平
- 1652水上の藤原師通
- 1653久方の藤原有家
- 1654昔聞く藤原良経(後京極摂政)
- 1655天の川藤原実方
- 1656眞木の板も大江匡房
- 1657定めなき中務
- 1658山里に慈円
- 1659山里に西行法師
- 1660山里は西行法師
- 1661草の庵を慈円
- 1662わくらばに行尊
- 1663世をそむく安法
- 1664いつかわれ藤原家隆
- 1665今はわれ式子内親王
- 1666樒つむ小侍従
- 1667わすれじの藤原良経(後京極摂政)
- 1668影やどす藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 1669煙絕えて賀茂重保
- 1670八十あまり西日
- 1671山里に慈円
- 1672斧の柄の式子内親王
- 1673いかにせむ藤原俊成
- 1674秋くれば祝部成仲
- 1675岡のべの慈円
- 1676古畑の西行法師
- 1677山かけの西行法師
- 1678しげき野を西行法師
- 1679昔見し西行法師
- 1680住みなれし行尊
- 1681ふる里は藤原良経(後京極摂政)
- 1682これや見し西行法師
- 1683蔭にとて紀貫之
- 1684石上能因法師
- 1685古を恵慶法師
- 1686わくらばに藤原定家
- 1687歎きこる赤染衛門
- 1688秋されば柿本人麻呂
- 1689朝倉や天智天皇
巻第十八 雑歌下1690〜1851番(162首)
菅原道真の配所の歌に始まり、世の憂さと述懐、遁世と山里の住まい、無常の思いを詠む。
歌の一覧
- 1690足曳の菅原道真
- 1691天の原菅原道真
- 1692月每に菅原道真
- 1693山わかれ菅原道真
- 1694霧立ちて菅原道真
- 1695花とちり菅原道真
- 1696老いぬとて菅原道真
- 1697筑紫にも菅原道真
- 1698苅萱の菅原道真
- 1699海ならず菅原道真
- 1700彥星の菅原道真
- 1701ながれ木と菅原道真
- 1702さゞなみや読人しらず
- 1703白波の読人しらず
- 1704舟のうち藤原良経(後京極摂政)
- 1705さすらふる大江匡房
- 1706いかにせむ増賀
- 1707蘆鴨の柿本人麻呂
- 1708あしがもの大中臣能宣
- 1709老いにける源順
- 1710足曳の能因法師
- 1711なれ見てし藤原道長
- 1712そのかみの東三条院
- 1713盡きもせぬ昌子内親王
- 1714かはるらむ藤原妍子
- 1715まがふらむ上東門院
- 1716潮の間に和泉式部
- 1717古の藤原定子
- 1718都より村上天皇
- 1719百敷の藤原高光
- 1720夢かとも惟喬親王
- 1721雲井とぶ徽子女王(斎宮女御)
- 1722白露は伊勢
- 1723天つ風藤原清正
- 1724古の読人しらず
- 1725大淀の藤原定家
- 1726濱千鳥後白河院
- 1727瀧つ瀨に後朱雀院
- 1728淺からぬ周防内侍
- 1729言の葉の壬生忠見
- 1730獨寢の藤原為忠
- 1731草分けて赤染衛門
- 1732うれしさは伊勢大輔
- 1733秋風の源経信
- 1734忍ぶ草藤原済時
- 1735淺茅生を藤原朝光
- 1736ながらへむ読人しらず
- 1737露の身の小馬命婦
- 1738命だに和泉式部
- 1739定めなき行尊
- 1740世の中の慈円
- 1741賴み來し慈円
- 1742くりかへし行尊
- 1743憂しといひて清原元輔
- 1744背けども読人しらず
- 1745大空に内匠
- 1746かくしつゝ周防内侍
- 1747思はねど慈円
- 1748數ならぬ西行法師
- 1749愚なる西行法師
- 1750年月を西行法師
- 1751うけがたき西行法師
- 1752そむきても寂蓮法師
- 1753身のうさを寂蓮法師
- 1754何事を慈円
- 1755いたづらに慈円
- 1756打たえて慈円
- 1757山里に慈円
- 1758袖におく源通具
- 1759君が代に藤原定家
- 1760おほ方の藤原家隆
- 1761和歌の浦や藤原家隆
- 1762その山の藤原家隆
- 1763君が代に藤原雅経(飛鳥井雅経)
- 1764惜しむとも俊成女(藤原俊成女)
- 1765浮き沈み藤原良経(後京極摂政)
- 1766我ながら藤原良経(後京極摂政)
- 1767おしかへし藤原良経(後京極摂政)
- 1768ながらへて守覚法親王
- 1769世を捨つる藤原兼宗
- 1770すてやらぬ藤原公衡
- 1771うきながら読人しらず
- 1772憂きながら源師光
- 1773さりともと賀茂季保
- 1774つく〴〵と荒木田長延
- 1775河舟の藤原頼輔
- 1776老いらくの覚弁
- 1777かき流す藤原行能
- 1778見れば先づ鴨長明
- 1779同じくは源季景
- 1780いづくにも西行法師
- 1781月の行く西行法師
- 1782思ふこと慈円
- 1783いかにして慈円
- 1784うき世出でし八条院高倉
- 1785人知れず承仁法親王
- 1786みちのくの源頼朝
- 1787今日までは大江嘉言
- 1788道芝の藤原実頼
- 1789何とかや皇嘉門院
- 1790來し方を藤原資実
- 1791千歲ふる性空
- 1792數ならで源俊頼
- 1793うきながら藤原俊成
- 1794春日山藤原家隆
- 1795なにとなく宜秋門院丹後
- 1796みな人の徽子女王(斎宮女御)
- 1797衣手の藤原実方
- 1798いにしへの藤原道信
- 1799たちながら加賀左衛門
- 1800秋の夜の村上天皇
- 1801ながめつゝ具平親王
- 1802木枯の小野小町
- 1803嵐ふく藤原俊成
- 1804轉寢は崇徳院
- 1805竹の葉に宮内卿
- 1806夕暮は和泉式部
- 1807暮れぬめり和泉式部
- 1808待たれつる西行法師
- 1809曉と藤原俊成
- 1810あかつきの式子内親王
- 1811かくばかり和泉式部
- 1812垂乳根の和泉式部
- 1813あはれとて行尊
- 1814位山源通親
- 1815昔だに藤原俊成
- 1816さゝがにの源俊頼
- 1817さゝがにの僧正遍昭
- 1818光り待つ源高明
- 1819荒く吹く赤染衛門
- 1820うつろはで赤染衛門
- 1821秋風は和泉式部
- 1822小笹原藤原俊成
- 1823世の中を慈円
- 1824世をいとふ慈円
- 1825ひと方に慈円
- 1826何故に慈円
- 1827思ふべき慈円
- 1828世を厭ふ西行法師
- 1829身の憂さを西行法師
- 1830如何すべき西行法師
- 1831何事に西行法師
- 1832昔より九条兼実
- 1833思ひ出でて行尊
- 1834數ならぬ行尊
- 1835いつかわれ慈円
- 1836うき身には源俊頼
- 1837賤の男の山田法師
- 1838數ならぬ寂蓮法師
- 1839賴みありて行遍
- 1840ながらへて源師光
- 1841憂世をば八条院高倉
- 1842情ありし西行法師
- 1843ながらへば藤原清輔
- 1844末の世も西行法師
- 1845行末は藤原俊成
- 1846世の中を藤原俊成
- 1847暮るゝ間も式子内親王
- 1848津の國の花山院
- 1849風はやみ具平親王
- 1850秋風に蝉丸
- 1851世の中は蝉丸
巻第十九 神祇歌1852〜1915番(64首)
住吉・伊勢・賀茂・春日・日吉・熊野などの神々に寄せる歌と、神の託宣とされる歌(神詠)を収める。
歌の一覧
- 1852知るらめや読人しらず
- 1853情なく読人しらず
- 1854補陀落の読人しらず
- 1855夜や寒き読人しらず
- 1856いかばかり読人しらず
- 1857むつまじと読人しらず
- 1858人知れず読人しらず
- 1859道遠し読人しらず
- 1860思ふこと読人しらず
- 1861われ賴む読人しらず
- 1862鏡にも読人しらず
- 1863あり來つゝ読人しらず
- 1864西の海読人しらず
- 1865白波に大江千古
- 1866久方の紀淑望
- 1867飛びかける三統理平
- 1868やまとかも読人しらず
- 1869おく霜に紀貫之
- 1870宮人の紀貫之
- 1871神風や藤原良経(後京極摂政)
- 1872契ありて藤原定家
- 1873うれしさも読人しらず
- 1874神風や藤原公継
- 1875眺めばや後鳥羽院
- 1876神風や後鳥羽院
- 1877宮柱西行法師
- 1878神路山西行法師
- 1879さやかなる西行法師
- 1880やはらぐる慈円
- 1881立ちかへり源雅定
- 1882神風や藤原俊成
- 1883かみかぜや俊恵法師
- 1884神風や越前
- 1885五十鈴川大中臣明親
- 1886千早振る読人しらず
- 1887榊葉に成清
- 1888年をへて周防内侍
- 1889月さゆる藤原俊成
- 1890ゆふしでの藤原公通
- 1891君をいのる慈円
- 1892跡たれし賀茂重保
- 1893おほみ田の賀茂幸平
- 1894石川や鴨長明
- 1895萬代を藤原資仲
- 1896今日まつる九条兼実
- 1897天の下九条兼実
- 1898春日野の藤原俊成
- 1899千代までも藤原伊家
- 1900をしほ山慈円
- 1901やはらぐる慈円
- 1902わがたのむ慈円
- 1903おしなべて慈円
- 1904諸人の慈円
- 1905覺めぬれば慈円
- 1906咲き匂ふ白河院
- 1907岩にむす後鳥羽院
- 1908熊野川後鳥羽院
- 1909立ちのほる藤原実能
- 1910岩代の読人しらず
- 1911契りあれば後鳥羽院
- 1912年經とも藤原顕輔
- 1913住吉の藤原道経
- 1914榊葉の大中臣能宣
- 1915河社紀貫之
巻第二十 釈教歌1916〜1978番(63首)
仏の教えにちなむ歌。経文の一節を題にした歌、法華経二十八品の歌、極楽往生を願う歌などを収める。
歌の一覧
- 1916なほたのめ読人しらず
- 1917何か思ふ読人しらず
- 1918山深く読人しらず
- 1919蘆そよぐ行基
- 1920阿耨多羅最澄(伝教大師)
- 1921法の舟円珍(智証大師)
- 1922しるべある円珍(智証大師)
- 1923寂寞の日蔵
- 1924南無阿彌陀法円
- 1925われだにも源信
- 1926濁りなき上東門院
- 1927わたつ海の藤原忠通
- 1928數ならぬ藤原斉信
- 1929紫の肥後
- 1930谷川の肥後
- 1931願はくは慈円
- 1932とく御法慈円
- 1933極樂へ慈円
- 1934わが心公胤
- 1935奥山に藤原良経(後京極摂政)
- 1936色にのみ小侍従
- 1937紫の寂蓮法師
- 1938これや此寂蓮法師
- 1939春秋も寂蓮法師
- 1940立返り寂蓮法師
- 1941いづくにも慈円
- 1942思ふなよ慈円
- 1943わしの山慈円
- 1944おしなべて慈円
- 1945おしなべて崇徳院
- 1946朝日さす崇徳院
- 1947底淸く九条兼実
- 1948さらずとて藤原経家
- 1949深き夜の寂蓮法師
- 1950古の慈円
- 1951道のべの寂然
- 1952雲はれて寂然
- 1953吹く風に寂然
- 1954闇深き寂然
- 1955けふ過ぎぬ寂然
- 1956草ふかき素覚
- 1957背かずば寂然
- 1958あひ見ても源季広
- 1959音に聞く寂然
- 1960別れにし寂然
- 1961わたつ海の寂然
- 1962うき草の寂然
- 1963さらぬだに寂然
- 1964花のもと寂然
- 1965うきも猶ほ二条院讃岐
- 1966渡すべき藤原俊成
- 1967今ぞこれ藤原俊成
- 1968古の藤原俊成
- 1969靜なる式子内親王
- 1970逢ふ事を選子内親王
- 1971玉かけし源信
- 1972夢や夢赤染衛門
- 1973常よりも相模
- 1974けふはいとど伊勢大輔
- 1975西へゆく待賢門院堀河
- 1976立ち入らで西行法師
- 1977昔見し瞻西
- 1978やみはれて西行法師
このページの本文について
本文は、国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている『新古今集』(短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年)を底本としました。同書の解説によれば、流布本を底本とし、『八代集抄』本・国歌大観本・歌学全書本などと対照して校訂した本文です。仮名序と真名序も同書によります。
底本は流布本の1981首を収めますが、当サイトの歌の番号は、研究で広く使われる新編国歌大観の番号(全1978首)に合わせました。国歌大観にない流布本だけの3首は、その前の歌のページの解説で取り上げています。
国立国会図書館のOCRテキストを下書きにして、画像と照合して翻刻しました。底本の表記(旧字体・歴史的仮名遣い)はそのまま残し、作者名などの脇のふりがなは翻刻に入れていません。「ふりがな」の読みと「現代仮名遣い」は当サイトで付けたものです。真名序は返り点を省いた原文(漢文)を載せ、訓み下しは当サイトによります。
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