新古今和歌集 巻第三 夏歌 243番
尋ぬべき
訪ねるべき人は軒端の荒れた古里にいて、その人かと思わせるように香る、庭の橘よ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
訪ねるべき人は軒端の荒れた古里にいて、その人かと思わせるように香る、庭の橘よ。
意訳
訪ねたい人はもうこの世にはいない。軒端の荒れた古い家に、その人の袖の香かと思われる橘の香りが漂っている。
語釈・文法注
- それかと
- その人の袖の香かと。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第三・夏歌・243番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
解説
作者の名の伝わらない歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、43頁(コマ31)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日