古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 324番

七夕の

待賢門院堀河(たいけんもんいんのほりかわ)

織女の逢う瀬の絶えることのない天の川を、いったいどの秋に渡りはじめたのだろうか。

詞書
「七夕の心を」(前の歌と同じ詞書)
作者
待賢門院堀川(待賢門院堀河)
  1. 1七夕たなばた七夕たなばたたなばたののの初句
  2. 2あふあふおう瀨せ瀨せせたえせぬたえせぬたえせぬ二句
  3. 3天あま天あまあまののの河かは河かはかわ三句
  4. 4いかなるいかなるいかなる秋あき秋あきあきかかか四句
  5. 5渡わた渡わたわたりりり初そ初そそめけむめけむめけむ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

織女の逢う瀬の絶えることのない天の川を、いったいどの秋に渡りはじめたのだろうか。

意訳

天の川では毎年欠かさず織女と彦星が逢う。この二星は、いつの秋から渡りはじめたのだろう。

語釈・文法注

あふ瀨
会う機会。川の「瀬」を掛ける。

和歌

作者
待賢門院堀河(たいけんもんいんのほりかわ) 生没年未詳(十二世紀)
神祇伯源顕仲の娘。鳥羽天皇の中宮待賢門院璋子に仕えた女房歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・324番
歌体
短歌
状況
詞書「七夕の心を」(七夕の心を詠んだ歌)。

修辞

掛詞
「あふせ」に「逢ふ瀬」と川の「瀬」を掛ける。

解説

作者の待賢門院堀川は待賢門院に仕えた女房歌人。百人一首80番の作者。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、57頁(コマ38)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日