古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1790番

來し方を

藤原資実(ふじわらのすけざね)

過ぎた方をそっくり夢にしてしまったので、覚める現実がないのが悲しい。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
權中納言資實(藤原資実)
  1. 1來こ來ここししし方かた方かたかたををを初句
  2. 2さながらさながらさながら夢ゆめ夢ゆめゆめににに二句
  3. 3なしつればなしつればなしつれば三句
  4. 4覺さ覺ささむるむるむる現うつつ現うつつうつつののの四句
  5. 5なきぞなきぞなきぞ悲かな悲かなかなしきしきしき結句

引用の仕方

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現代語訳

過ぎた方をそっくり夢にしてしまったので、覚める現実がないのが悲しい。

意訳

これまでの人生をすべて夢のように過ごしてしまったので、目覚めて向き合う現実がないのが悲しい。

語釈・文法注

さながら
そっくりそのまま。

和歌

作者
藤原資実(ふじわらのすけざね) 1162–1223
藤原兼光の子。権中納言に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1790番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

資実の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、329頁(コマ174)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日