古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1275番

いくめぐり

源通光(みなもとのみちてる)

幾めぐり、空を行く月も隔ててきた。約束した仲は、よその浮雲のようだ。

詞書
「千五百番歌合に」(前の歌と同じ詞書)
作者
左衞門督通光(源通光)
  1. 1いくめぐりいくめぐりいくめぐり初句
  2. 2空そら空そらそら行ゆ行ゆゆくくく月つき月つきつきももも二句
  3. 3へだてきぬへだてきぬへだてきぬ三句
  4. 4契ちぎ契ちぎちぎりしりしりし中なか中なかなかははは四句
  5. 5よそのよそのよその浮雲うきぐも浮雲うきぐもうきぐも結句

引用の仕方

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現代語訳

幾めぐり、空を行く月も隔ててきた。約束した仲は、よその浮雲のようだ。

意訳

空を渡る月が幾度もめぐるほど、長い月日を隔ててしまった。契りを交わした二人の仲は、今はよその浮雲のように遠い。

語釈・文法注

和歌

作者
源通光(みなもとのみちてる) 1187–1248
内大臣源通親の子で、通具の弟。太政大臣に至った。後鳥羽院の歌壇で活躍し、千五百番歌合などに出詠した。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1275番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合で詠んだ歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

通光の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、233頁(コマ126)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日