新古今和歌集 巻第六 冬歌 643番
夕されば
夕方になると、潮風が吹き越して、陸奥の野田の玉川に千鳥が鳴いている。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕陸奥国に下った時に詠んだ歌。
夕方になると、潮風が吹き越して、陸奥の野田の玉川に千鳥が鳴いている。
意訳
夕方になると、海から潮風が吹き越してくる。陸奥の野田の玉川では、千鳥が鳴いている。
語釈・文法注
- 夕されば
- 夕方になると。
- 野田の玉川
- 陸奥国の歌枕。今の宮城県塩竈市付近。六玉川の一つ。
和歌
- 作者
- 能因法師(のういんほうし) 988–1050?
俗名は橘永愷(ながやす)。若くして出家し、諸国を旅して歌を詠んだ。歌枕を集めた『能因歌枕』を著した。中古三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第六・冬歌・643番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「陸奥國にまかりける時、よみ侍りける」(陸奥国に下った時に詠んだ歌)。
解説
能因の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、112頁(コマ66)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日