古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1469番

見せばやな

慈円(じえん)

見せたいものだ。志賀の唐崎の、麓にある長等の山の春の景色を。

作者
前大僧正慈圓(慈円)
  1. 1春はる春はるはるののの頃ころ頃ころころ、、、大乘院だいじようゐん大乘院だいじようゐんだいじょういんよりよりより人ひと人ひとひとににに遺つかは遺つかはつかわしけるしけるしける詞書
  2. 2見み見みみせばやなせばやなせばやな初句
  3. 3志賀しが志賀しがしがののの辛から辛からから崎さき崎さきさき二句
  4. 4ふもとなるふもとなるふもとなる三句
  5. 5長良ながら長良ながらながらののの山やま山やまやまののの四句
  6. 6春はる春はるはるのけしきのけしきのけしきををを結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕春のころ、大乗院から人に贈った歌。

見せたいものだ。志賀の唐崎の、麓にある長等の山の春の景色を。

意訳

あなたに見せたいものだ。志賀の唐崎から見る、麓の長等山の春の景色を。

語釈・文法注

長良の山
近江国の長等山。「ながら(そのまま)」を響かせる。

和歌

作者
慈円(じえん) 1155–1225
関白藤原忠通の子で、九条兼実の弟、良経の叔父。天台座主を四度務めた。歴史書『愚管抄』を著した。率直で多彩な歌風で、『新古今和歌集』に西行に次ぐ九十二首が入る。家集に『拾玉集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1469番
歌体
短歌
状況
詞書「春の頃、大乘院より人に遺しける」(春のころ、大乗院から人に贈った歌)。

修辞

初句切れ
初句切れ。
倒置
倒置。

解説

慈円の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、267頁(コマ143)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日