古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1971番

玉かけし

源信(げんしん)

玉を掛けた衣の裏を返して、愚かであった心を知るのだ。

作者
僧都源信(源信)
  1. 1五百弟子品ごひやくでしほん五百弟子品ごひやくでしほんごひゃくでしほんののの心こころ心こころこころををを詞書
  2. 2玉たま玉たまたまかけしかけしかけし初句
  3. 3衣ころも衣ころもころものののうらうらうらををを二句
  4. 4かへしてぞかへしてぞかえしてぞ三句
  5. 5おろかなりけるおろかなりけるおろかなりける四句
  6. 6心こころ心こころこころをばをばをば知し知ししるるる結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕五百弟子品の心を。

玉を掛けた衣の裏を返して、愚かであった心を知るのだ。

意訳

衣の裏に縫いつけられた宝珠に気づいて、それを知らずにいた自分の心の愚かさを知るのだ。

語釈・文法注

玉かけし衣のうら
衣裏繋珠の喩え。友が衣の裏に縫いつけた宝珠に気づかず貧しく暮らした話。

和歌

作者
源信(げんしん) 942–1017
天台宗の僧。比叡山横川に住み、『往生要集』を著して浄土教の基礎を築いた。恵心僧都と呼ばれる。
出典
『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1971番
歌体
短歌
状況
詞書「五百弟子品の心を」(五百弟子品の心を)。

解説

源信の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、365頁(コマ192)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日