古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1738番

命だに

和泉式部(いずみしきぶ)

命さえあれば見届けるはずのわが身の最期を、しのんでくれる人がいないのが悲しい。

作者
和泉式部
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2命いのち命いのちいのちだにだにだに初句
  3. 3あらばあらばあらば見み見みみつべきつべきつべき二句
  4. 4身み身みみのののはてはてはてををを三句
  5. 5忍しの忍しのしのばむばむばむ人ひと人ひとひとののの四句
  6. 6無な無ななきぞきぞきぞ悲かな悲かなかなしきしきしき結句

引用の仕方

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現代語訳

命さえあれば見届けるはずのわが身の最期を、しのんでくれる人がいないのが悲しい。

意訳

生きてさえいれば自分の最期は見届けることになるが、死んだあとで私をしのんでくれる人がいないのが悲しい。

語釈・文法注

命だに
命さえ。

和歌

作者
和泉式部(いずみしきぶ) 978?–?
大江雅致の娘。和泉守橘道貞の妻となり、のち冷泉天皇の皇子為尊親王・敦道親王との恋で知られる。中宮彰子に仕えた。情熱的な恋の歌が多く、『和泉式部日記』がある。娘は小式部内侍。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1738番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

和泉式部の歌。底本は初句を「命だに」とするが、「命さへ」とする本もある。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、320頁(コマ170)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日