古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1752番

そむきても

寂蓮法師(じゃくれんほうし)

出家しても、やはりつらいものは世であった。身を離れた心ではないので。

作者
寂蓮法師
  1. 1守覺法親王しゆかくほふしんわう守覺法親王しゆかくほふしんわうしゅかくほっしんのう、、、五十首ごじつしゆ五十首ごじつしゆごじっしゅののの歌うた歌うたうたよませよませよませ侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに詞書
  2. 2そむきてもそむきてもそむきても初句
  3. 3猶な猶ななほうきものほうきものおうきものははは二句
  4. 4世よ世よよなりけりなりけりなりけり三句
  5. 5身み身みみををを離はな離はなはなれたるれたるれたる四句
  6. 6心こころ心こころこころならねばならねばならねば結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕守覚法親王が五十首の歌を詠ませました時に。

出家しても、やはりつらいものは世であった。身を離れた心ではないので。

意訳

出家してもやはりつらいのはこの世だった。心が身から離れられるわけではないのだから。

語釈・文法注

和歌

作者
寂蓮法師(じゃくれんほうし) 1139?–1202
俗名は藤原定長。藤原俊成の甥で養子となったが、定家が生まれると出家した。『新古今和歌集』の撰者に選ばれたが、完成前に没した。「三夕の歌」の一首「さびしさはその色としもなかりけり」で知られる。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1752番
歌体
短歌
状況
詞書「守覺法親王、五十首の歌よませ侍りけるに」(守覚法親王が五十首の歌を詠ませました時に)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。

解説

寂蓮の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、323頁(コマ171)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日