新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1154番
戀ひしさに
恋しさに今日こそ尋ねてきた。奥山の日陰のかずらの露に、袖は濡れながら。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕頭中将でした時、五節の舞姫の童女に言い寄って後、訪ねて贈った歌。
恋しさに今日こそ尋ねてきた。奥山の日陰のかずらの露に、袖は濡れながら。
意訳
恋しさに耐えかねて、今日こそあなたを訪ねてきた。五節の日陰のかずらに置く露のような涙に、袖を濡らしながら。
語釈・文法注
- 日かげ
- ひかげのかずら。五節の舞姫が髪に掛けた。
和歌
- 作者
- 源正清(みなもとのまさきよ) 生没年未詳(十世紀)
源宗于の子とされる。蔵人頭などを務めた。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1154番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「頭の中將に侍りける時、五節所のわらはに物申し初めて後、尋ねてつかはしける」(頭中将でした時、五節の舞姫の童女に言い寄って後、訪ねて贈った歌)。
解説
正清の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、211頁(コマ115)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日