古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1607番

まつ人は

後冷泉院(ごれいぜいいん)

待つ人は心が満ち足りても、住吉の里にばかりいようとは思わないでほしい。

作者
後冷泉院御歌(後冷泉院)
  1. 1大貳三位だいにのさんみ大貳三位だいにのさんみだいにのさんみ、、、里さと里さとさとににに出い出いいででで侍はべ侍はべはべりけるりけるりけるをををきこしめしてきこしめしてきこしめして詞書
  2. 2まつまつまつ人ひと人ひとひとははは初句
  3. 3心こころ心こころこころゆくともゆくともゆくとも二句
  4. 4すみよしのすみよしのすみよしの三句
  5. 5里さと里さとさとにとのみはにとのみはにとのみは四句
  6. 6思おも思おもおもはざらなむはざらなむわざらなむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕大弐三位が里に下がっておりますのをお聞きになって。

待つ人は心が満ち足りても、住吉の里にばかりいようとは思わないでほしい。

意訳

里で待つ人は満足かもしれないが、住みよいからといって、ずっと里にいようなどとは思わないでほしい。

語釈・文法注

すみよし
「住み良し」と「住吉」を掛ける。

和歌

作者
後冷泉院(ごれいぜいいん) 1025–1068
第七十代天皇。後朱雀天皇の皇子。在位中に歌合をたびたび催した。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1607番
歌体
短歌
状況
詞書「大貳三位、里に出で侍りけるをきこしめして」(大弐三位が里に下がっておりますのをお聞きになって)。

修辞

掛詞
「すみよし」に「住み良し」と「住吉」。

解説

後冷泉院の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、295頁(コマ157)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日