古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 381番

月影の

円融院(えんゆういん)

月の光が初秋の風とともに吹いていくので、あれこれと心を尽くしてもの思いをすることだ。

作者
圓融院御歌(円融院)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2月影つきかげ月影つきかげつきかげののの初句
  3. 3初秋はつあき初秋はつあきはつあき風かぜ風かぜかぜととと二句
  4. 4吹ふ吹ふふききき行ゆ行ゆゆけばけばけば三句
  5. 5心こころ心こころこころづくしにづくしにづくしに四句
  6. 6ものものものをををこそこそこそ思おも思おもおもへへえ結句

引用の仕方

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現代語訳

月の光が初秋の風とともに吹いていくので、あれこれと心を尽くしてもの思いをすることだ。

意訳

初秋の風が吹き、月の光も秋らしく澄んできた。その月と風に誘われて、さまざまにもの思いをする。

語釈・文法注

心づくし
あれこれと気をもむこと。

和歌

作者
円融院(えんゆういん) 959–991
第六十四代天皇。村上天皇の皇子。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・381番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

本歌取り
「木の間よりもりくる月の影見れば心づくしの秋は来にけり」(古今集)をふまえる。

解説

円融院の歌。底本は第三句を「吹き行けば」とするが、「ふけゆけば」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、67頁(コマ43)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日