古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 1063番

我が戀は

小弁(こべん)

わが恋は、口に出して言わないだけだ。難波にある蘆の篠屋の下で焚く火のように、心の中で燃えている。

作者
小辨(小弁)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2我わ我わわががが戀こひ戀こひこいははは初句
  3. 3いはぬばかりぞいはぬばかりぞいわぬばかりぞ二句
  4. 4難波なには難波なにはなにわなるなるなる三句
  5. 5蘆あし蘆あしあしのしのやののしのやののしのやの四句
  6. 6下した下したしたにこそたけにこそたけにこそたけ結句

引用の仕方

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現代語訳

わが恋は、口に出して言わないだけだ。難波にある蘆の篠屋の下で焚く火のように、心の中で燃えている。

意訳

私の恋は口に出さないだけのことです。難波の蘆葺きの小屋の中で火を焚くように、心の中では激しく燃えているのです。

語釈・文法注

しのや
篠や蘆で葺いた小屋。
たけ
焚く。「こそ」の結び。

和歌

作者
小弁(こべん) 生没年未詳(十一世紀)
越前守藤原懐尹の娘とされる。後朱雀天皇の皇女祐子内親王に仕えた女房歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・1063番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

二句切れ
二句切れ。

解説

小弁の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、193頁(コマ106)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日