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新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1939番

春秋も

寂蓮法師(じゃくれんほうし)

春秋と限らない花に置く露には、遅れたり先立ったりする恨みがあろうか。

作者
寂蓮法師
  1. 1快樂不退樂けらくふたいらく快樂不退樂けらくふたいらくけらくふたいらく詞書
  2. 2春はる春はるはる秋あき秋あきあきももも初句
  3. 3かぎらぬかぎらぬかぎらぬ花はな花はなはなににに二句
  4. 4おくおくおく露つゆ露つゆつゆははは三句
  5. 5おくれおくれおくれ先さき先さきさきだつだつだつ四句
  6. 6恨うら恨うらうらみやはあるみやはあるみやはある結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕快楽不退楽。

春秋と限らない花に置く露には、遅れたり先立ったりする恨みがあろうか。

意訳

春や秋と季節を限らず咲く浄土の花に置く露には、人に後れたり先立ったりする恨みなどない。

語釈・文法注

快樂不退樂
浄土の楽しみが尽きないこと。

和歌

作者
寂蓮法師(じゃくれんほうし) 1139?–1202
俗名は藤原定長。藤原俊成の甥で養子となったが、定家が生まれると出家した。『新古今和歌集』の撰者に選ばれたが、完成前に没した。「三夕の歌」の一首「さびしさはその色としもなかりけり」で知られる。
出典
『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1939番
歌体
短歌
状況
詞書「快樂不退樂」(快楽不退楽)。

解説

寂蓮の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、359頁(コマ189)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日