古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1685番

古を

恵慶法師(えぎょうほうし)

昔を思いやって恋い慕い続ける。荒れた宿の苔むした岩橋よ。

作者
惠慶法師(恵慶法師)
  1. 1ぬしなきぬしなきぬしなき宿やど宿やどやどををを詞書
  2. 2古いにしへ古いにしへいにしえををを初句
  3. 3思おも思おもおもひやりてぞひやりてぞいやりてぞ二句
  4. 4戀こ戀ここひわたるひわたるいわたる三句
  5. 5あれたるあれたるあれたる宿やど宿やどやどののの四句
  6. 6苔こけ苔こけこけののの岩いは岩いはいわ橋はし橋はしはし結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕主のいない宿を。

昔を思いやって恋い慕い続ける。荒れた宿の苔むした岩橋よ。

意訳

昔を思いやって、ずっと恋い慕っている。主のいない荒れた家の、苔むした岩の橋を見ながら。

語釈・文法注

和歌

作者
恵慶法師(えぎょうほうし) 生没年未詳(十世紀後半)
播磨の国分寺の講師を務めた僧。河原院の安法法師のもとに集まった歌人たちと交わった。中古三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1685番
歌体
短歌
状況
詞書「ぬしなき宿を」(主のいない宿を)。

修辞

字余り
初句。
体言止め
体言止め。

解説

恵慶の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、309頁(コマ164)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日