古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1296番

忘れなば

殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ)

忘れられたら生きていられようかと思ったのに、それも思いどおりにならないこの世だった。

作者
殷富門院大輔
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2忘わす忘わすわすれなばれなばれなば初句
  3. 3いけらむいけらむいけらむ物もの物ものものかとかとかと二句
  4. 4思おも思おもおもひしにひしにいしに三句
  5. 5それもそれもそれも叶かな叶かなかなはぬはぬわぬ四句
  6. 6此この此このこの世よ世よよなりけりなりけりなりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

忘れられたら生きていられようかと思ったのに、それも思いどおりにならないこの世だった。

意訳

あの人に忘れられたら生きてはいられないと思っていたのに、死ぬことさえ思いどおりにならない、この世なのだった。

語釈・文法注

和歌

作者
殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ) 1131?–1200?
藤原信成の娘。後白河天皇の皇女殷富門院亮子内親王に仕えた女房。多作で知られ、「千首大輔」と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1296番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

字余り
第二句。

解説

殷富門院大輔の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、236頁(コマ128)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日