新古今和歌集 巻第六 冬歌 680番
眺むれば
眺めると、私の山の端に雪が白い。都の人よ、しみじみとあわれとも見てくれ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
眺めると、私の山の端に雪が白い。都の人よ、しみじみとあわれとも見てくれ。
意訳
眺めると、私の住む比叡山の山の端に雪が白く積もっている。都の人よ、山で暮らす私のことを、あわれと思って見てほしい。
語釈・文法注
- わが山
- 自分の住む山。慈円は比叡山の僧。
和歌
- 作者
- 慈円(じえん) 1155–1225
関白藤原忠通の子で、九条兼実の弟、良経の叔父。天台座主を四度務めた。歴史書『愚管抄』を著した。率直で多彩な歌風で、『新古今和歌集』に西行に次ぐ九十二首が入る。家集に『拾玉集』がある。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第六・冬歌・680番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 三句切れ
- 三句切れ。
解説
慈円の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、119頁(コマ69)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日