古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1864番

西の海

読人しらず(よみびとしらず)

西の海の立つ白波の上で、何を過ごしているのだろう、仮のこの世を。

詞書
(なし)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1西にし西にしにしののの海うみ海うみうみ初句
  2. 2立た立たたつつつ白波しらなみ白波しらなみしらなみののの二句
  3. 3上うへ上うへうえにしてにしてにして三句
  4. 4なになになに過す過すすぐすらむぐすらむぐすらむ四句
  5. 5假かり假かりかりのこののこののこの世よ世よよををを結句
  6. 6此歌このうた此歌このうたこのうたははわ、、、稱德天皇しようとくてんわう稱德天皇しようとくてんわうしょうとくてんのうののの御時おほんとき御時おほんときおおんとき、、、和氣淸麿わけのきよまろ和氣淸麿わけのきよまろわけのきよまろををを宇佐宮うさのみや宇佐宮うさのみやうさのみやににに奉たてまつ奉たてまつたてまつりりり給たま給たまたまひけるひけるいける時とき時ときとき、、、託宣たくせん託宣たくせんたくせんしたまひけるとなむしたまひけるとなむしたまいけるとなむ左注

引用の仕方

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現代語訳

西の海の立つ白波の上で、何を過ごしているのだろう、仮のこの世を。

〔左注〕石清水の神の御歌だという。この歌は、称徳天皇の御代、和気清麻呂を宇佐八幡宮にお遣わしになった時、託宣なさったということだ。

意訳

西の海の白波の上で、どうしてかりそめのこの世を過ごしているのか。

語釈・文法注

假のこの世
無常の世。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1864番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

倒置
倒置。

解説

左注によると、石清水八幡の神の歌で、和気清麻呂を宇佐に遣わした時の託宣。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、344頁(コマ182)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日