古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1737番

露の身の

小馬命婦(こうまのみょうぶ)

露の身が消えるなら、私こそ先立とう。遅れることがあろうか、森の下草が。

作者
小馬命婦
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2露つゆ露つゆつゆののの身み身みみののの初句
  3. 3消き消ききえばえばえば我わ我わわれこそれこそれこそ二句
  4. 4先さき先さきさき立だ立だだためためため三句
  5. 5遲おく遲おくおくれむものかれむものかれむものか四句
  6. 6森もり森もりもりののの下草したくさ下草したくさしたくさ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕返歌。

露の身が消えるなら、私こそ先立とう。遅れることがあろうか、森の下草が。

意訳

はかない身が消えるというなら、私の方が先に死にましょう。森の下草の露のような私が、遅れて残ったりするものですか。

語釈・文法注

森の下草
老いた身のたとえ。

和歌

作者
小馬命婦(こうまのみょうぶ) 生没年未詳(十世紀後半)
円融天皇の中宮媓子に仕えた女房。家集『小馬命婦集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1737番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

小馬命婦の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、320頁(コマ170)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日