古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 353番

身の程を

源行宗(みなもとのゆきむね)

自分の身のほどを思い続けている夕暮れの、荻の上葉に、風が吹きわたっているようだ。

作者
大藏卿行宗(源行宗)
  1. 1崇德院すとくゐん崇德院すとくゐんすとくいんののの御時おほんとき御時おほんときおおんとき、、、百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうた召め召めめしけるにしけるにしけるに、、、荻をぎ荻をぎおぎををを詞書
  2. 2身み身みみののの程ほど程ほどほどををを初句
  3. 3思おも思おもおもひつゞくるひつゞくるいつづくる二句
  4. 4夕暮ゆふぐれ夕暮ゆふぐれゆうぐれののの三句
  5. 5荻をぎ荻をぎおぎののの上葉うはば上葉うはばうわばににに四句
  6. 6風かぜ風かぜかぜ渡わた渡わたわたるなりるなりるなり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕崇徳院の御代に、百首歌を召されました時に、荻を詠んだ歌。

自分の身のほどを思い続けている夕暮れの、荻の上葉に、風が吹きわたっているようだ。

意訳

不遇なわが身のことを思い続けている夕暮れ、荻の上葉を風が吹きわたる音が聞こえる。

語釈・文法注

身の程
自分の身分や境遇。

和歌

作者
源行宗(みなもとのゆきむね) 1064–1143
源基平の子。大蔵卿に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・353番
歌体
短歌
状況
詞書「崇德院の御時、百首の歌召しけるに、荻を」(崇徳院の御代に、百首歌を召されました時に、荻を詠んだ歌)。

解説

作者の行宗は源行宗。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、62頁(コマ41)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日