古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第七 賀歌 751番

くもりなき

藤原永範(ふじわらのながのり)

曇りのない鏡山の月を見て、明らかに治まる世を、空に知ることだ。

作者
宮內卿永範(藤原永範)
  1. 1久壽二年きうじゆにねん久壽二年きうじゆにねんきゅうじゅにねん、、、大嘗會だいじやうゑ大嘗會だいじやうゑだいじょうえ、、、悠紀方ゆきかた悠紀方ゆきかたゆきかたののの屏風びやうぶ屏風びやうぶびょうぶににに、、、近江國あふみのくに近江國あふみのくにおうみのくに鏡山かがみやま鏡山かがみやまかがみやまをををよめるよめるよめる詞書
  2. 2くもりなきくもりなきくもりなき初句
  3. 3鏡かがみ鏡かがみかがみののの山やま山やまやまののの二句
  4. 4月つき月つきつきををを見み見みみててて三句
  5. 5明あき明あきあきらけきらけきらけき世よ世よよををを四句
  6. 6空そら空そらそらににに知し知ししるかなるかなるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕久寿二年の大嘗会で、悠紀方の屏風に、近江国鏡山を詠んだ歌。

曇りのない鏡山の月を見て、明らかに治まる世を、空に知ることだ。

意訳

曇りのない鏡のような鏡山の月を見ると、この世がよく治まって明るいことが、空の月によって知られる。

語釈・文法注

鏡の山
近江国の鏡山。
あきらけき
明るく清らかな。

和歌

作者
藤原永範(ふじわらのながのり) 1106–1180
藤原永実の子。文章博士・宮内卿などを務めた。
出典
『新古今和歌集』巻第七・賀歌・751番
歌体
短歌
状況
詞書「久壽二年、大嘗會、悠紀方の屏風に、近江國鏡山をよめる」(久寿二年の大嘗会で、悠紀方の屏風に、近江国鏡山を詠んだ歌)。

解説

永範の歌。久寿二年(1155年)、後白河天皇の大嘗会。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、132頁(コマ76)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日