古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1145番

あすしらぬ

殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ)

明日もわからない命のことを思う。たまたま生きていたら逢える時を待つにつけても。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
殷富門院大輔
  1. 1あすしらぬあすしらぬあすしらぬ初句
  2. 2命いのち命いのちいのちをぞをぞをぞ思おも思おもおもふふう二句
  3. 3自おのづ自おのづおのずからからから三句
  4. 4あらばあらばあらば逢あ逢ああふふう世よ世よよををを四句
  5. 5待ま待ままつにつけてもつにつけてもつにつけても結句

引用の仕方

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現代語訳

明日もわからない命のことを思う。たまたま生きていたら逢える時を待つにつけても。

意訳

もしかしたら、生きていれば逢える日もあるかもしれない。それを待つにつけても、明日をも知れない自分の命のことが思われる。

語釈・文法注

おのづから
たまたま。もしかして。

和歌

作者
殷富門院大輔(いんぷもんいんのたいふ) 1131?–1200?
藤原信成の娘。後白河天皇の皇女殷富門院亮子内親王に仕えた女房。多作で知られ、「千首大輔」と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十二・恋歌二・1145番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

二句切れ
二句切れ。
倒置
倒置。

解説

殷富門院大輔の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、208頁(コマ114)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日