古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1608番

住吉の

大弐三位(藤原賢子)(だいにのさんみ)

住吉の松が待つとも思われず、わが君の千年の御陰が恋しい。

作者
大貳三位(大弐三位(藤原賢子))
  1. 1御おほん御おほんおおんかへしかへしかえし詞書
  2. 2住吉すみよし住吉すみよしすみよしののの初句
  3. 3松まつ松まつまつはははまつともまつともまつとも二句
  4. 4おもほえでおもほえでおもおえで三句
  5. 5君きみ君きみきみががが千年ちとせ千年ちとせちとせののの四句
  6. 6かげぞかげぞかげぞ戀こ戀ここひしきひしきいしき結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕お返し。

住吉の松が待つとも思われず、わが君の千年の御陰が恋しい。

意訳

里の住吉の松が待っているとも思いません。ただわが君の千年の御代の御恩恵が恋しいのです。

語釈・文法注

まつ
「松」と「待つ」を掛ける。

和歌

作者
大弐三位(藤原賢子)(だいにのさんみ) 999?–1082?
紫式部の娘。後冷泉天皇の乳母となり、夫高階成章が大宰大弐となったことから大弐三位と呼ばれた。藤原定頼らとの贈答歌が多い。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1608番
歌体
短歌
状況
詞書「御かへし」(お返し)。

修辞

掛詞
「まつ」に「松」と「待つ」。

解説

大弐三位の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、295頁(コマ157)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日