新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1594番
年ふれば
年が経つと朽ちるばかりだ、橋柱は。昔ながらの、長柄という名だけは変わらないで。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕長柄の橋を詠んだ歌。
年が経つと朽ちるばかりだ、橋柱は。昔ながらの、長柄という名だけは変わらないで。
意訳
年月がたつにつれて、橋柱は朽ちていくばかりだ。昔ながらの長柄という名前だけは変わらないのに。
語釈・文法注
- ながら
- 「長柄」と「〜ながら」を掛ける。
和歌
- 作者
- 壬生忠岑(みぶのただみね) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
『古今和歌集』の撰者の一人。右衛門府生など下級の武官を務めた。歌論書『和歌体十種(忠岑十体)』の作者とされる。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1594番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「長柄の橋をよめる」(長柄の橋を詠んだ歌)。
修辞
- 掛詞
- 「ながら」に「長柄」と「昔ながら」。
解説
忠岑の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、293頁(コマ156)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日