古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 940番

故鄕の

藤原雅経(飛鳥井雅経)(ふじわらのまさつね)

故郷の今日の面影を誘ってこいと、月に約束する、小夜の中山で。

詞書
「五十首の歌奉りし時」(前の歌と同じ詞書)
作者
藤原雅經(藤原雅経(飛鳥井雅経))
  1. 1故鄕ふるさと故鄕ふるさとふるさとののの初句
  2. 2今日けふ今日けふきょうののの面影おもかげ面影おもかげおもかげ二句
  3. 3さそひさそひさそい來こ來ここととと三句
  4. 4月つき月つきつきにぞにぞにぞ契ちぎ契ちぎちぎるるる四句
  5. 5小夜さよ小夜さよさよののの中山なかやま中山なかやまなかやま結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

故郷の今日の面影を誘ってこいと、月に約束する、小夜の中山で。

意訳

小夜の中山を越えながら、月に約束する。故郷で今日も同じ月を見ているあの人の面影を、誘い連れてきておくれと。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原雅経(飛鳥井雅経)(ふじわらのまさつね) 1170–1221
藤原頼経の子。『新古今和歌集』の撰者の一人。蹴鞠の名手で、和歌と蹴鞠の家である飛鳥井家の祖となった。鎌倉に下って源実朝とも交わった。
出典
『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・940番
歌体
短歌
状況
詞書「五十首の歌奉りし時」(五十首歌を献上した時の歌)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

雅経の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、172頁(コマ96)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日