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新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 1026番

秋風に

藤原高光(ふじわらのたかみつ)

秋風に乱れるようにもの思いをするけれども、萩の下葉の色が変わらないように、表には出さない。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
藤原高光
  1. 1秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜににに初句
  2. 2亂みだ亂みだみだれてものれてものれてものははは二句
  3. 3思おも思おもおもへどもへどもえども三句
  4. 4萩はぎ萩はぎはぎののの下葉したば下葉したばしたばののの四句
  5. 5色いろ色いろいろはははかはらずかはらずかわらず結句

引用の仕方

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現代語訳

秋風に乱れるようにもの思いをするけれども、萩の下葉の色が変わらないように、表には出さない。

意訳

秋風に萩が乱れるように、私の心は恋に乱れている。けれども萩の下葉の色が変わらないように、それを顔色には出さない。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原高光(ふじわらのたかみつ) 940?–994
藤原師輔の子。右少将のとき比叡山で出家し、のち多武峰に移った。その出家は『多武峰少将物語』に描かれる。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・1026番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

高光の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、187頁(コマ103)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日