古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 696番

思ひやれ

小侍従(こじじゅう)

思いやってください。八十の年の暮れなので、どれほどもの悲しいことか。

作者
小侍從(小侍従)
  1. 1百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうた奉たてまつ奉たてまつたてまつりしりしりし時とき時ときとき詞書
  2. 2思おも思おもおもひやれひやれいやれ初句
  3. 3八十やそぢ八十やそぢやそじののの年とし年としとしののの二句
  4. 4暮くれ暮くれくれなればなればなれば三句
  5. 5いかばかりかはいかばかりかはいかばかりかは四句
  6. 6物もの物ものものははは悲かな悲かなかなしきしきしき結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕百首歌を献上した時の歌。

思いやってください。八十の年の暮れなので、どれほどもの悲しいことか。

意訳

察してください。八十歳になって迎える年の暮れなのですから、どれほどもの悲しいことでしょう。

語釈・文法注

八十の年
八十歳。

和歌

作者
小侍従(こじじゅう) 1121?–1202?
石清水八幡宮の別当光清の娘。二条天皇・高倉天皇らに仕えた女房歌人。「待宵の小侍従」と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・696番
歌体
短歌
状況
詞書「百首の歌奉りし時」(百首歌を献上した時の歌)。

修辞

初句切れ
初句切れ。

解説

小侍従の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、121頁(コマ70)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日