古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 315番

年を經て

藤原長家(ふじわらのながいえ)

年を経て住み続けるはずのこの家の池の水は、星が会う七夕の光も、見慣れたものになるのだろうか。

作者
權大納言長家(藤原長家)
  1. 1宇治前關白太政大臣うぢのさきのくわんぱくだいじやうだいじん宇治前關白太政大臣うぢのさきのくわんぱくだいじやうだいじんうじのさきのかんぱくだいじょうだいじんののの家いへ家いへいえににに、、、七夕たなばた七夕たなばたたなばたののの心こころ心こころこころをををよみよみよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2年とし年としとしををを經へ經へへててて初句
  3. 3すむべきすむべきすむべき宿やど宿やどやどののの二句
  4. 4池いけ池いけいけ水みづ水みづみずははは三句
  5. 5星合ほしあひ星合ほしあひほしあいのかけものかけものかげも四句
  6. 6面おも面おもおもなれやせむなれやせむなれやせむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕宇治前関白太政大臣(藤原頼通)の家で、七夕の心を詠みました歌。

年を経て住み続けるはずのこの家の池の水は、星が会う七夕の光も、見慣れたものになるのだろうか。

意訳

この家は末長く栄え、池の水もいつまでも澄み続けるだろう。毎年映る七夕の星の光も、見慣れたものになるに違いない。

語釈・文法注

星合
七夕の夜に牽牛と織女が会うこと。
面なれ
見慣れる。

和歌

作者
藤原長家(ふじわらのながいえ) 1005–1064
藤原道長の子。権大納言に至った。御子左家の祖で、藤原定家の曽祖父にあたる。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・315番
歌体
短歌
状況
詞書「宇治前關白太政大臣の家に、七夕の心をよみ侍りける」(宇治前関白太政大臣(藤原頼通)の家で、七夕の心を詠みました歌)。

解説

長家の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、56頁(コマ38)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日