古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1272番

廻りあはむ

藤原良経(後京極摂政)(ふじわらのよしつね)

めぐり逢える時はいつと知らないが、月を隔てないでくれ、よその浮雲よ。

作者
攝政太政大臣(藤原良経(後京極摂政))
  1. 1千五百番せんごひやくばん千五百番せんごひやくばんせんごひゃくばん歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに詞書
  2. 2廻めぐ廻めぐめぐりあはむりあはむりあわむ初句
  3. 3限かぎり限かぎりかぎりはははいつといつといつと二句
  4. 4知し知ししらねどもらねどもらねども三句
  5. 5月つき月つきつきななな隔へだ隔へだへだてそてそてそ四句
  6. 6よそのよそのよその浮雲うきぐも浮雲うきぐもうきぐも結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕千五百番歌合で詠んだ歌。

めぐり逢える時はいつと知らないが、月を隔てないでくれ、よその浮雲よ。

意訳

またあの人にめぐり逢えるのはいつかわからないけれど、よそから来た浮雲よ、せめて月を隔てないでおくれ。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原良経(後京極摂政)(ふじわらのよしつね) 1169–1206
九条兼実の子。摂政・太政大臣に至った。『新古今和歌集』の仮名序を書き、和歌所の寄人の筆頭として撰集を主導した。叔父の慈円や藤原定家ら御子左家の歌人を庇護し、清新で格調の高い歌を詠んだ。書にもすぐれ、後京極流の祖とされる。『新古今和歌集』に七十九首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1272番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合で詠んだ歌)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

良経の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、232〜233頁(コマ126)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日