古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1478番

春の雨の

藤原有家(ふじわらのありいえ)

春の雨のように広く恵む御代を頼みにすることだ。霜に枯れていく草葉を漏らさないでほしい。

作者
有家朝臣(藤原有家)
  1. 1千五百番せんごひやくばん千五百番せんごひやくばんせんごひゃくばん歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに詞書
  2. 2春はる春はるはるののの雨あめ雨あめあめののの初句
  3. 3あまねきあまねきあまねき御代みよ御代みよみよををを二句
  4. 4賴たの賴たのたのむかなむかなむかな三句
  5. 5霜しも霜しもしもににに枯か枯かかれれれ行ゆ行ゆゆくくく四句
  6. 6草葉くさば草葉くさばくさばもらすなもらすなもらすな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕千五百番歌合で詠んだ歌。

春の雨のように広く恵む御代を頼みにすることだ。霜に枯れていく草葉を漏らさないでほしい。

意訳

春の雨のように、すべてのものに恵みをもたらす御代を頼りにしている。霜に枯れていく草葉のような私も、漏らさず潤してほしい。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原有家(ふじわらのありいえ) 1155–1216
藤原重家の子で、六条藤家の歌人。『新古今和歌集』の撰者の一人。大蔵卿に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1478番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合で詠んだ歌)。

修辞

字余り
初句。
三句切れ
三句切れ。

解説

有家の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、269頁(コマ144)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日