古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 626番

冬ふかく

藤原成通(ふじわらのなりみち)

冬が深くなったらしいなあ。難波江の、青葉のまじらない蘆の群れ立ちよ。

作者
大納言成通(藤原成通)
  1. 1崇德院すとくゐん崇德院すとくゐんすとくいんににに十首じつしゆ十首じつしゆじっしゅののの歌うた歌うたうた奉たてまつ奉たてまつたてまつりけるりけるりける時とき時ときとき詞書
  2. 2冬ふゆ冬ふゆふゆふかくふかくふかく初句
  3. 3なりにけらしななりにけらしななりにけらしな二句
  4. 4難波なには難波なにはなにわ江え江ええののの三句
  5. 5靑あを靑あをあお葉ば葉ばばまじらぬまじらぬまじらぬ四句
  6. 6蘆あし蘆あしあしのむらのむらのむら立だ立だだちちち結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕崇徳院に十首歌を献上した時の歌。

冬が深くなったらしいなあ。難波江の、青葉のまじらない蘆の群れ立ちよ。

意訳

冬もすっかり深まったらしい。難波江に群れ立つ蘆には、もう青い葉ひとつまじっていない。

語釈・文法注

けらし
〜したらしい。
むら立ち
群がって生えていること。

和歌

作者
藤原成通(ふじわらのなりみち) 1097–1162?
藤原宗通の子。大納言に至った。蹴鞠の名手として知られる。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・626番
歌体
短歌
状況
詞書「崇德院に十首の歌奉りける時」(崇徳院に十首歌を献上した時の歌)。

修辞

二句切れ
二句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

成通の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、110頁(コマ65)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日