古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1201番

いかゞ吹く

八条院高倉(はちじょういんのたかくら)

どのように吹くのか、身にしむ色の変わることよ。頼みにさせた夕暮れの松風の声は。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
八條院高倉(八条院高倉)
  1. 1いかゞいかゞいかが吹ふ吹ふふくくく初句
  2. 2身み身みみにしむにしむにしむ色いろ色いろいろののの二句
  3. 3かはるかなかはるかなかわるかな三句
  4. 4たのむるたのむるたのむる暮くれ暮くれくれののの四句
  5. 5松まつ松まつまつ風かぜ風かぜかぜののの聲こゑ聲こゑこえ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

どのように吹くのか、身にしむ色の変わることよ。頼みにさせた夕暮れの松風の声は。

意訳

約束の夕暮れに吹く松風は、どう吹いているのだろう。身にしみる色合いが、いつもと違って感じられる。

語釈・文法注

たのむる
頼みにさせる。

和歌

作者
八条院高倉(はちじょういんのたかくら) 生没年未詳(十二世紀後半〜十三世紀前半)
藤原惟方の娘とされ、鳥羽天皇の皇女八条院暲子内親王に仕えた女房。後鳥羽院の歌壇で活躍した。
出典
『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1201番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

八条院高倉の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、219頁(コマ119)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日