新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1913番
住吉の
住吉の浜松の枝に風が吹くと、波の白木綿をかけない時はない。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕一品聡子内親王が住吉に参詣して、人々が歌を詠みました時に詠んだ歌。
住吉の浜松の枝に風が吹くと、波の白木綿をかけない時はない。
意訳
住吉の浜松の枝に風が吹くたびに、白波が白木綿をかけるように枝にかかって、絶えることがない。
語釈・文法注
- しらゆふ
- 白い木綿。白波を見立てる。
和歌
- 作者
- 藤原道経(ふじわらのみちつね) 生没年未詳(十二世紀)
藤原顕綱の子。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1913番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「一品聰子內親王、住吉に詣でて、人々歌よみ侍りけるによめる」(一品聡子内親王が住吉に参詣して、人々が歌を詠みました時に詠んだ歌)。
修辞
- 見立て
- 白波を白木綿に。
解説
道経の歌。底本は作者名を「藤原通經」と刷るが、藤原道経のこと。底本はこの歌の後に、流布本だけにある津守有基の「住よしと思ひし宿は荒れにけり神のしるしを待つとせしまに」を刷る。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、353頁(コマ186)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日