古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1787番

今日までは

大江嘉言(おおえのよしとき)

今日までは人の死を嘆いて日が暮れた。いつわが身の上のこととなるのだろう。

作者
大江嘉言
  1. 1世よ世よよののの中なか中なかなかのつねなきのつねなきのつねなき頃ころ頃ころころ詞書
  2. 2今日けふ今日けふきょうまでまでまでははは初句
  3. 3人ひと人ひとひとををを歎なげ歎なげなげきてきてきて二句
  4. 4暮く暮くくれにけりれにけりれにけり三句
  5. 5いついついつ身み身みみののの上うへ上うへうえににに四句
  6. 6ならむとすらむならむとすらむならむとすらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕世の中が無常な頃。

今日までは人の死を嘆いて日が暮れた。いつわが身の上のこととなるのだろう。

意訳

今日までは他人の死を嘆いて過ごしてきたが、いつ自分の身の上のことになるのだろうか。

語釈・文法注

和歌

作者
大江嘉言(おおえのよしとき) ?–1010
大江仲宣の子。対馬守として任地で没した。中古三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1787番
歌体
短歌
状況
詞書「世の中のつねなき頃」(世の中が無常な頃)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

嘉言の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、328〜329頁(コマ174)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日