古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1266番

うき人の

藤原実定(ふじわらのさねさだ)

つれない人に、月は何のゆかりがあるのかと思いながらも、つい眺めてしまう。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
後德大寺左大臣(藤原実定)
  1. 1うきうきうき人ひと人ひとひとののの初句
  2. 2月つき月つきつきははは何なに何なになにぞのぞのぞの二句
  3. 3ゆかりぞとゆかりぞとゆかりぞと三句
  4. 4思おも思おもおもひながらもひながらもいながらも四句
  5. 5うちうちうち眺なが眺ながながめつゝめつゝめつつ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

つれない人に、月は何のゆかりがあるのかと思いながらも、つい眺めてしまう。

意訳

つれないあの人と月とに何のゆかりがあるのかと思いながらも、つい月を眺めて、あの人を思っている。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原実定(ふじわらのさねさだ) 1139–1191
右大臣藤原公能の子で、藤原俊成の甥。左大臣に至った。後徳大寺左大臣と呼ばれる。管絃にもすぐれ、『平家物語』には福原遷都の後に旧都を訪ねる逸話がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1266番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

実定の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、232頁(コマ126)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日