古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1582番

杣山や

藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい))

杣山の梢に重く積もる雪で枝が折れるように、耐えられない嘆きが身を砕くのだろう。

作者
皇太后宮大夫俊成(藤原俊成)
  1. 1雪ゆき雪ゆきゆきによせてによせてによせて、、、述懷じゆつくわい述懷じゆつくわいじゅっかいののの心こころ心こころこころをををよめるよめるよめる詞書
  2. 2杣そま杣そまそま山やま山やまやまややや初句
  3. 3梢こずゑ梢こずゑこずえにおもるにおもるにおもる二句
  4. 4雪ゆき雪ゆきゆき折を折をおれにれにれに三句
  5. 5堪た堪たたへぬへぬえぬ嘆なげ嘆なげなげきのきのきの四句
  6. 6身み身みみををを碎くだ碎くだくだくらむくらむくらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕雪に寄せて、述懐の心を詠んだ歌。

杣山の梢に重く積もる雪で枝が折れるように、耐えられない嘆きが身を砕くのだろう。

意訳

杣山の梢に雪が重く積もって枝が折れるように、耐えきれない嘆きのために、わが身も砕けるのだろう。

語釈・文法注

なげき
「嘆き」と「投げ木」を掛ける。

和歌

作者
藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい)) 1114–1204
藤原定家の父。『千載和歌集』を撰び、歌論書『古来風体抄』を著した。余情と「幽玄」を重んじる歌風で、御子左家の歌学の基礎を築き、新古今時代の歌人たちを導いた。法名は釈阿。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1582番
歌体
短歌
状況
詞書「雪によせて、述懷の心をよめる」(雪に寄せて、述懐の心を詠んだ歌)。

修辞

掛詞
「なげき」に「嘆き」と「投げ木」。

解説

俊成の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、290頁(コマ155)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日