古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1501番

山の端を

藤原為時(ふじわらのためとき)

山の端を出にくそうにしている月を待つというので、寝ない夜がひどく更けてしまったことだ。

作者
藤原爲時(藤原為時)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2山やま山やまやまののの端は端ははををを初句
  3. 3出い出いいでがてにするでがてにするでがてにする二句
  4. 4月つき月つきつき待ま待ままつとつとつと三句
  5. 5ねぬねぬねぬ夜よ夜よよののの痛いた痛いたいたくくく四句
  6. 6更ふ更ふふけにけるかなけにけるかなけにけるかな結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

山の端を出にくそうにしている月を待つというので、寝ない夜がひどく更けてしまったことだ。

意訳

山の端からなかなか出てこない月を待っていて、眠れないまま、夜がすっかり更けてしまった。

語釈・文法注

出でがてに
出にくそうに。

和歌

作者
藤原為時(ふじわらのためとき) ?–1029?
藤原雅正の子で、紫式部の父。越前守・越後守を務めた。漢詩文にすぐれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1501番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

為時の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、274頁(コマ147)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日