古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1977番

昔見し

瞻西(せんさい)

昔見た月の光を道しるべにして、今宵あなたは西へ行くのだろう。

作者
瞻西上人(瞻西)
  1. 1人ひと人ひとひとののの身み身みみまかりけるまかりけるまかりける後のち後のちのち、、、結緣經供養けちえんきやうくやう結緣經供養けちえんきやうくやうけちえんきょうくようしけるにしけるにしけるに、、、即往生安樂世界そくわうじやうあんらくせかい即往生安樂世界そくわうじやうあんらくせかいそくおうじょうあんらくせかいののの心こころ心こころこころをををよめるよめるよめる詞書
  2. 2昔むかし昔むかしむかし見み見みみししし初句
  3. 3月つき月つきつきののの光ひかり光ひかりひかりををを二句
  4. 4しるべにてしるべにてしるべにて三句
  5. 5今宵こよひ今宵こよひこよいややや君きみ君きみきみががが四句
  6. 6西にし西にしにしへへへ行ゆ行ゆゆくらむくらむくらむ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕人が亡くなった後、結縁経の供養をした時に、「即往生安楽世界」の心を詠んだ歌。

昔見た月の光を道しるべにして、今宵あなたは西へ行くのだろう。

意訳

昔ともに見た月の光を道しるべとして、今宵あなたは西方の浄土へ旅立つのだろう。

語釈・文法注

結緣經
故人の縁を結ぶために写経・供養すること。
即往生安樂世界
すぐに安楽世界に往生する。

和歌

作者
瞻西(せんさい) ?–1127
天台宗の僧。京都東山の雲居寺を再興し、阿弥陀の大仏を造った。
出典
『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1977番
歌体
短歌
状況
詞書「人の身まかりける後、結緣經供養しけるに、即往生安樂世界の心をよめる」(人が亡くなった後、結縁経の供養をした時に、「即往生安楽世界」の心を詠んだ歌)。

解説

瞻西の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、366頁(コマ193)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日