古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第八 哀傷歌 821番

あはれ君

弁乳母(べんのめのと)

ああ、わが君は、どのような野辺の煙となって、むなしい空の雲となってしまったのだろう。

作者
辨乳母(弁乳母)
  1. 1後朱雀院ごすざくゐん後朱雀院ごすざくゐんごすざくいんかくれかくれかくれ給たま給たまたまひてひていて後のち後のちのち、、、源三位げんざんみ源三位げんざんみげんざんみがもとがもとがもとへへへ遣つかは遣つかはつかわしけるしけるしける詞書
  2. 2あはれあはれあわれ君きみ君きみきみ初句
  3. 3いかなるいかなるいかなる野邊のべ野邊のべのべののの二句
  4. 4煙けぶり煙けぶりけぶりにてにてにて三句
  5. 5むなしきむなしきむなしき空そら空そらそらののの四句
  6. 6雲くも雲くもくもとなりけむとなりけむとなりけむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕後朱雀院がお亡くなりになった後、源三位のもとへ贈った歌。

ああ、わが君は、どのような野辺の煙となって、むなしい空の雲となってしまったのだろう。

意訳

ああ、わが君は、どこの野辺で火葬の煙となり、むなしい大空の雲となって消えていかれたのだろう。

語釈・文法注

和歌

作者
弁乳母(べんのめのと) 生没年未詳(十一世紀)
加賀守藤原順時の娘。後冷泉天皇の乳母を務めた女房歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第八・哀傷歌・821番
歌体
短歌
状況
詞書「後朱雀院かくれ給ひて後、源三位がもとへ遣しける」(後朱雀院がお亡くなりになった後、源三位のもとへ贈った歌)。

解説

弁乳母の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、148頁(コマ84)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日