古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1629番

身をばかつ

大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)

わが身をも一方で惜しいと思いながら、小塩の山に、どのように心を決めて入ったのだろう。

作者
能宣朝臣(大中臣能宣)
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2身み身みみをばかつをばかつをばかつ初句
  3. 3小鹽をしほ小鹽をしほおしおののの山やま山やまやまととと二句
  4. 4思おも思おもおもひつゝひつゝいつつ三句
  5. 5いかにいかにいかに定さだ定さださだめてめてめて四句
  6. 6人ひと人ひとひとののの入い入いいりけむりけむりけむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕返歌。

わが身をも一方で惜しいと思いながら、小塩の山に、どのように心を決めて入ったのだろう。

意訳

わが身を惜しいと思いながらも、どのように心を決めて、あなたはこの小塩山に入ったのだろう。

語釈・文法注

をしほ
「惜し」と「小塩」を掛ける。

和歌

作者
大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ) 921–991
伊勢神宮の祭主。梨壺の五人の一人として『後撰和歌集』の撰集にあたった。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1629番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

修辞

掛詞
「をし」に「惜し」と「小塩」。

解説

能宣の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、299頁(コマ159)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日