古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1713番

盡きもせぬ

昌子内親王(しょうしないしんのう)

尽きることのない光の間にもまぎれずに、老いて帰って来た髪飾りのつれなさよ。

作者
冷泉院太皇太后宮(昌子内親王)
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2盡つ盡つつきもせぬきもせぬきもせぬ初句
  3. 3光ひかり光ひかりひかりののの間ま間ままにもにもにも二句
  4. 4まぎれなでまぎれなでまぎれなで三句
  5. 5老お老おおいていていて歸かへ歸かへかえれるれるれる四句
  6. 6かみのつれなさかみのつれなさかみのつれなさ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕返歌。

尽きることのない光の間にもまぎれずに、老いて帰って来た髪飾りのつれなさよ。

意訳

尽きることのないあなたの栄光の中にまぎれてしまえばよいものを、老いた私のもとへ戻って来た髪飾りの、なんとそっけないことか。

語釈・文法注

かみ
「髪」と「上(以前)」を掛ける。

和歌

作者
昌子内親王(しょうしないしんのう) 950–1000
朱雀天皇の皇女。冷泉天皇の皇后となり、のち皇太后・太皇太后となった。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1713番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

修辞

掛詞
「かみ」に「髪」と「上」。
体言止め
体言止め。

解説

昌子内親王の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、315頁(コマ167)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日