古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 1000番

諸共に

源俊賢母(みなもとのとしかたのはは)

一緒にあわれと言ってくれないなら、人に知られない問わず語りを、私だけがするのだろうか。

作者
大納言俊賢母(源俊賢母)
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2諸共もろとも諸共もろとももろともににに初句
  3. 3あはれといはずばあはれといはずばあわれといわずば二句
  4. 4人ひと人ひとひと知し知ししれぬれぬれぬ三句
  5. 5問と問ととはずはずわず語がた語がたがたりりりををを四句
  6. 6我われ我われわれのみやせむのみやせむのみやせむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕返歌。

一緒にあわれと言ってくれないなら、人に知られない問わず語りを、私だけがするのだろうか。

意訳

あなたも一緒にあわれだと言ってくれないのなら、人知れぬ思いを、聞かれもしないのに、私ひとりで語ることになるのでしょうか。

語釈・文法注

問はず語り
人に尋ねられないのに自分から語ること。

和歌

作者
源俊賢母(みなもとのとしかたのはは) 生没年未詳(十世紀)
藤原師輔の娘。源高明の妻で、俊賢の母。
出典
『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・1000番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

解説

俊賢母の歌。俊賢の母は藤原師輔の娘で、のち源高明の妻となった。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、182頁(コマ101)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日