古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1248番

玉鉾の

朱雀院(すざくいん)

道は遥かに遠いわけではないが、困ったことに雲の中に迷うこのごろだなあ。

作者
朱雀院御歌(朱雀院)
  1. 1女御にようご女御にようごにょうごのしもにのしもにのしもに侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに遣つかは遣つかはつかわはしけるはしけるわしける詞書
  2. 2玉鉾たまぼこ玉鉾たまぼこたまぼこののの初句
  3. 3道みち道みちみちははは遙はる遙はるはるかにかにかに二句
  4. 4あらねどもあらねどもあらねども三句
  5. 5うたてうたてうたて雲井くもゐ雲井くもゐくもいににに四句
  6. 6まどふまどふまどう頃ころ頃ころころかなかなかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕女御が局に下がっておりました時に贈った歌。

道は遥かに遠いわけではないが、困ったことに雲の中に迷うこのごろだなあ。

意訳

あなたのいる所までの道は遠くないのに、困ったことに、雲の中に迷い込んだように、逢えずに思い迷っているこのごろだ。

語釈・文法注

玉鉾の
「道」の枕詞。
うたて
困ったことに。

和歌

作者
朱雀院(すざくいん) 923–952
第六十一代天皇。醍醐天皇の皇子。在位中に平将門・藤原純友の乱が起こった。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1248番
歌体
短歌
状況
詞書「女御のしもに侍りけるに遣はしける」(女御が局に下がっておりました時に贈った歌)。

修辞

枕詞
「玉鉾の」。

解説

朱雀院の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、229頁(コマ124)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日