新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 929番
松が根に
松の根もとに尾花を刈って敷き、一晩中、片敷く袖に雪が降り続いている。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕「旅宿雪(旅宿の雪)」という題を詠みました歌。
松の根もとに尾花を刈って敷き、一晩中、片敷く袖に雪が降り続いている。
意訳
松の根もとに薄を刈り敷いて寝る旅寝。一晩中、ひとり片敷いた袖の上に、雪が降り続いている。
語釈・文法注
- 尾花
- 薄の穂。
和歌
- 作者
- 藤原顕季(ふじわらのあきすえ) 1055–1123
藤原隆経の子。白河院の近臣で、修理大夫に至った。六条藤家の祖で、人麻呂影供を始めた。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・929番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「旅宿雪といへる心をよみ侍りける」(「旅宿雪(旅宿の雪)」という題を詠みました歌)。
解説
顕季の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、170頁(コマ95)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日