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新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1620番

厭ひても

藤原家衡(ふじわらのいえひら)

厭っても、なお厭わしい世なのだった。吉野の奥の秋の夕暮れは。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
藤原家衡朝臣(藤原家衡)
  1. 1厭いと厭いといとひてもひてもいても初句
  2. 2猶な猶ななほほお厭いと厭いといとははわしきしきしき二句
  3. 3世よ世よよなりけりなりけりなりけり三句
  4. 4吉野よしの吉野よしのよしのののの奧おく奧おくおくののの四句
  5. 5秋あき秋あきあきののの夕暮ゆふぐれ夕暮ゆふぐれゆうぐれ結句

引用の仕方

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現代語訳

厭っても、なお厭わしい世なのだった。吉野の奥の秋の夕暮れは。

意訳

世を厭って吉野の奥に入っても、やはり世は厭わしいものだった。吉野の奥の秋の夕暮れに、そう思う。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原家衡(ふじわらのいえひら) 1180–1240?
藤原経家の子。後鳥羽院の歌壇で活躍し、千五百番歌合などに出詠した。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1620番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

家衡の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、297頁(コマ158)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日