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新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1301番

契りきや

源通具(みなもとのみちとも)

約束しただろうか。名残惜しい別れに露の置いた暁だけが、形見となれとは。

詞書
「建仁元年三月、歌合に、逢不遇戀の心を」(前の歌と同じ詞書)
作者
右衞門督通具(源通具)
  1. 1契ちぎ契ちぎちぎりきやりきやりきや初句
  2. 2あかぬあかぬあかぬ別わか別わかわかれにれにれに二句
  3. 3露つゆ露つゆつゆおきしおきしおきし三句
  4. 4曉あかつき曉あかつきあかつきばかりばかりばかり四句
  5. 5形見かたみ形見かたみかたみなれとなれとなれとははは結句

引用の仕方

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現代語訳

約束しただろうか。名残惜しい別れに露の置いた暁だけが、形見となれとは。

意訳

あの時、約束しただろうか。名残惜しい別れの涙の露が置いたあの暁だけが、恋の形見になれとは。

語釈・文法注

和歌

作者
源通具(みなもとのみちとも) 1171–1227
内大臣源通親の子。大納言に至った。『新古今和歌集』の撰者の一人で、撰者名の筆頭に挙がる。妻は歌人の俊成女。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1301番
歌体
短歌
状況
詞書「建仁元年三月、歌合に、逢不遇戀の心を」(建仁元年三月の歌合で、「逢不遇恋(逢ひて逢はざる恋)」の心を)。

修辞

初句切れ
初句切れ。
倒置
倒置。

解説

通具の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、237頁(コマ128)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日