新古今和歌集 巻第四 秋歌上 412番
立田山
竜田山では、夜中に嵐が松に吹きつけると、雲とは縁遠く澄んでいる、峰の月の光よ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
竜田山では、夜中に嵐が松に吹きつけると、雲とは縁遠く澄んでいる、峰の月の光よ。
意訳
竜田山の峰の松に夜の嵐が吹きつける。雲はすっかり吹き払われ、峰の月は雲とは無縁のように澄んで照っている。
語釈・文法注
- 雲にはうとき
- 雲とは疎遠な。雲に隠れない。
和歌
- 作者
- 源通光(みなもとのみちてる) 1187–1248
内大臣源通親の子で、通具の弟。太政大臣に至った。後鳥羽院の歌壇で活躍し、千五百番歌合などに出詠した。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・412番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 体言止め
- 体言止め。
解説
通光の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、72頁(コマ46)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日