古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1948番

さらずとて

藤原経家(ふじわらのつねいえ)

そうでなくても幾世もあるまい。さあそれでは、法に換えた命と思おう。

作者
正三位經家(藤原経家)
  1. 1勸持品くわんぢほん勸持品くわんぢほんかんじほん詞書
  2. 2さらずとてさらずとてさらずとて初句
  3. 3幾代いくよ幾代いくよいくよもあらじもあらじもあらじ二句
  4. 4いさやさはいさやさはいざやさは三句
  5. 5法のり法のりのりににに換か換かかへたるへたるえたる四句
  6. 6命いのち命いのちいのちととと思おも思おもおもはむはむわむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕勧持品。

そうでなくても幾世もあるまい。さあそれでは、法に換えた命と思おう。

意訳

迫害がなくとも、命はいつまでも続くものではない。さあそれなら、仏法と引き換えにした命と思うことにしよう。

語釈・文法注

さらずとて
そうでなくても。

和歌

作者
藤原経家(ふじわらのつねいえ) 1149–1209
藤原重家の子。正三位に至った。六条藤家の歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1948番
歌体
短歌
状況
詞書「勸持品」(勧持品)。

修辞

二句切れ
二句切れ。

解説

経家の歌。底本は第四句を「法に換へたる」とするが、「法にかへつる」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、361頁(コマ190)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日