古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第五 秋歌下 545番

行く秋の

藤原兼宗(ふじわらのかねむね)

去っていく秋の形見となるはずの紅葉も、明日は時雨と見分けがつかないほど降り散ってしまうだろうか。

作者
權中納言兼宗(藤原兼宗)
  1. 1千五百番せんごひやくばん千五百番せんごひやくばんせんごひゃくばん歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに詞書
  2. 2行ゆ行ゆゆくくく秋あき秋あきあきののの初句
  3. 3形見かたみ形見かたみかたみなるべきなるべきなるべき二句
  4. 4もみぢもみぢもみじ葉ば葉ばばももも三句
  5. 5あすあすあすははは時雨しぐれ時雨しぐれしぐれととと四句
  6. 6降ふ降ふふりやまがはむりやまがはむりやまがわむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕千五百番歌合に詠んだ歌。

去っていく秋の形見となるはずの紅葉も、明日は時雨と見分けがつかないほど降り散ってしまうだろうか。

意訳

過ぎゆく秋の形見として残したい紅葉も、明日には時雨にまじって散り乱れてしまうだろう。

語釈・文法注

まがはむ
見分けがつかなくなるだろう。

和歌

作者
藤原兼宗(ふじわらのかねむね) 1163–1242
藤原忠親の子。権中納言に至った。
出典
『新古今和歌集』巻第五・秋歌下・545番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合に詠んだ歌)。

解説

作者の兼宗は藤原兼宗。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、95頁(コマ57)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日